車両側の指示回路に断線ありで、逆走って?が感想。
でも、古いシステムならありかなとは思うが、時代を感じるのと、手抜感が半端でない。
”新交通、車両側の指示回路に断線 進行方向伝わらず逆走か、横浜”
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190606-00000066-kyodonews-soci
普通は、
指令所から信号 → 列車が受信 →信号突き合わせ → 指令所へ返信
とするんだけど、原価低減で後半の2処理を省いたかな!?。
車両側の指示回路って、PIだろうと思うが、まさか、盤で、ケーブル断線?。
昔のアナログテレビ、写らなくなると、回路を水洗いし乾燥させるとまた写るようになる
事があった。素子間のゴミ排除で信号が流れるようになったが、そういう感じなのかな。
そうでなくて、コンデンサーあたりが劣化して信号が流れなくなったという事かな。
PCの電源が入らなくなるのは、電解コンデンサーの劣化、これを交換すると動き出す。
こういう現象なのかな。
何れにしても、制御装置の構成ミスなんだろうと思う。
しかし、ちゃんとメンテナンスしてたのかな。
それとも、予想外の事象でも起こったか!?。
予想外の事象、信号と信号の間隔が短すぎたとか?。
昔、PIのカタログ性能を信頼して採用したが、実際に現場でその性能を試すと、信号を
受信したりしなかったりして、社内的に大騒ぎになった記憶あり。
信号を出す方も、仕様書通りの間隔で信号を出せないことが発覚で、工場間でも揉めた。
当然、客には言わないで改善というか握りつぶしたというのか、客要求仕様を遥かに
越えた所で試験したから、お互い本当?という感じで実証テストしたのだ。
担当したのが阪大修士(物理)で、壊すから止めろと言っても止めないのには参った。
色々と思いだす。
送電線に落雷、それで停止したのが試験中の号機、営業運転中の号機は停止せず。
これは、客と揉めに揉めた。
停止しなかったのは他社製なので、そちらの情報は分からず。
そもそも論で押し通した。
もう1件は、これも送電線に落雷、1号機は停止、2号機は停止せず。
客に説明を求められて幹部が困ってた。
こまってた幹部はその回路を設計した人だったので、黙ってみていた。
両号機とも我社製で、両方とも営業運転中、違いは古さ。
1号機は二重化なし、2号機は二重化あり。PIは2重化されていても信号線はなし。
これで設計者は社内でバカにされた。
最後は、信頼性99.9%のシステムを作った所、金の無駄づかいだと大幹部に叱られた。
安価なシステムを顧客に提供するのがメーカーの責任だと言われた。
信頼性の予算的、技術的、思い込みが絡みあい構築は難しい。
新幹線は上記のような回路構成だが、在来線はそうでもなく事故ったのと同だったように
おもうが、40~30年前の話だから記憶がどこまで正しいかは疑問。
今思えば当時は楽しかったか!。
妻にも迷惑かけたな~と思うけど、今と違って怖い顔だったらしいと最近聞いた。
題目の”指示回路断線で逆走、本当?”とどんどんズレてきたので止め。