HIGASHIMURATA’s blog

東村田昭の備忘録

イマイチ納得できない大規模停電の原因追究

大規模停電の原因はなんなんだろう。

”大規模停電 「同時同量」の原則 中央給電指令所の理解が不可欠だ”
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181016-00000502-fsi-bus_all

中央給電指令所の理解ってなんだろう。

北電の大規模停電は誰が中央給電所の当直長でも起こったのか、他の人なら避けられたのか?

他の人なら避けられたのなら、当直長の覚悟と能力、これだと教育しかないだろう。

誰が当直長であっても避けられないのであれば、問題は根深い。

1.発電所運用上の問題

2.強制停電させられるブロックが大まかすぎる

3.中央給電指令所のコンピュータシステム上の問題

4.1と2がマッチングしていないという連携不良

私が推測するに、1~4全てに問題があるんじゃないかと思う。

無駄を省くは必要だが、省き過ぎがよくないんじゃないか。

北電の立場に立てば、

他の火力や水力を低出力で運転、その分、苫東の出力を落として運転するなんて

人件費と燃料の無駄だと考えれば、苫東を100%出力で運転させるだろう。

他を停止させ経費節減を計るのが、ベストだろうから、そう考えるのは経営的には正か。

案外、苫東の1機は故障すると考え、待機系を準備していたが、3機故障で停止という

想定外なのかも知れない。

想像するに、周波数は50HZから46.13HZに落ちたが、50HZに復帰したらしいから

待機系が作動したとも考えられるが、そこでもトラブルが出たのかも知れない。

しかし、残りの2機も停止し、待機系では不足分が賄いきれなくなり、ブロック停電を順次させた

がそれが間に合わなかったのかもしれないし、順番を間違えたのかもしれない。

判断を躊躇したのかも知れない。

他電力でもブラックアウトを起こす可能性があるのならば、具体的な動きを時間と数値で

示さなければならないんじゃないかと思う。

ただ、他の電力会社では戦争でもないかぎりブラックアウトなんて起こらない。

地産地消が北電より、はるかに進んでいるように思う。

その理由は都府県の存在だと思う。

発電所運用上の問題とは、必要電力を100として、

発電所:50(50)

発電所:25(30)

発電所:20(30)

発電所:5(30)

という運用計画を立てて、発電。

合計=50+25+20+5=100

1)ケース1(Aが故障)

B,C,Dを全出力運転になっても

合計=0+30+30+30=90・・・・10不足で停電

2)ケース2(B又はCが故障)
 
合計=50+0+30+20=100・・・・停電せず

3)ケース3(予備系なしで、A、B,C,Dどれかが故障)

合計1=50+0+30=80・・・・停電

合計2=0+30+30=60・・・・停電

上記の発電所運用下で強制停電を考えると

地区1の必要電力:50

地区2の必要電力:25

地区5の必要電力:25

(1)ケース1(Aが故障)

地区1:強制停電

地区2:強制停電

地区3:通電

(2)ケース2(B又はCが故障)

地区1:通電

地区2:通電

地区3:通電

(3)ケース3(予備系なしで、A、B,C,Dどれかが故障)

合計1=50+0+30=80

地区1:通電

地区2:通電

地区3:強制停電

又は、

地区1:強制停電

地区2:通電

地区3:通電

地区1を1A、1Bと分けられるなら

地区1A:強制停電

地区1B:通電

地区2:通電

地区3:通電

合計2=0+30+30=60・・・・停電

同じように考えればよい。

強制停電させられるブロックが大まかすぎると1A、1Bのようにはできない

上記をマトリックスで示せればよいのだが、もう頭が働かないのでパス。

また、

上記の様な事をコンピュータの支援なしには難しいだろうから、

中央給電指令所のコンピュータシステム上の問題が疑われる。

しかし、コンピュータの指示(表示)従うかどうかは当直長の判断になるから、人のスキルの

問題もあるのかも知れない。

是非とも興味があるので明らかにしてほしい。