大停電防止一時は機能したらしい
9月12日の朝日新聞の朝刊によれば、大停電防止一時は機能したらしい。
地震直後に本州側から緊急の電力融通を受けるなどして、一旦は電力需給バランスを
回復していたが、その後に何らかの理由で再びバランスが崩れ、地震から18分後に
全停電に陥つた。
1)午前3時7分の地震で苫東厚真火力の2号機と4号機が停止し、130万KWの供給力を失う
2)直ぐに、本州側から60万KWの融通をうけた
3)北電が一部地域を強制的に停電させた
4)3時11分までに需給バランス回復
5)この後にバランスが崩れて
6)3時25分に苫東厚真1号を含め、道内の火力発電所などが停止し、
7)全停した
9月13日の朝日新聞の朝刊によれば、
10)午前3時8分、南区では停電していななったが、10分後に停電
11)それでも近隣の建物の明かりはついていた
12)その後、周囲は一気に暗くなった
13)給電指令所はあるようで、札幌市らしい
14)北本連携線は異常を探知し、60万kwの供給を開始
15)北電も一部区域を強制停電→10)だと3時10分前あたり
16)本州からの送電は一時、10万kwまで減った→4)だと3時11分前
17)3時11分に北本連携線は、60万kwまで増加
18)この14分後に苫東の1号機も停止
19)ほぼ同時に他の地域の発電所も停止
以下、全てが私の推測だが、全停の原因は、
(1)北本連携線による買電を10万kwまで落したか、落さざるを得なかった
その原因は東北電側の電力予備の事情か、北電の買電の電気量支払い問題
(2)給電指令所に自家発電機がなくて、給電指令所も停電して、メクラになった
15)までは給電指令所も明るくて、システムも動いていた
(3)16)の時刻は3時11分前あたり
動いていた発電所が故障他で停止か?、指令所の操作ミス?
何か仕方がないような気もする。今でも電力不足気味らしいから、電力の絶対量が
冬場に比べて不足、その原因は冬場を乗り切る為の発電所の保守点検で発電所自体が
運転できない状態下にあるのだろう。
音別の発電所、最初テレビで見た時、発電所とは思えなかった。
牛舎かな~と思ったぐらい、粗末。
伊達も関係したのは40年位前、その後、火力を離れたので、分からないが
設備更新されてるのかな。
火力に最後に関係したのは、秋田火力3号機、その後に廃止されたと聞いた。
理由を聞くと、あまりにも自動化されすぎて、運転員の技量が落ちるからと聞かされ、
納得した。案外、停電等で手動運転するのに慣れてないんじゃないかと思う。
お―トマ車を運転していると、マニュアル車の運転で時々ミスをするという、この様な事が
操作員に起ったんじゃないか。
慣れてない操作もミスを起こしやすいし、システム自体にバグがあったのかも。
色々と、昔を思い出せば、運転員や司令員に同情してしまう。
そんな事を言うんなら、自分でやってみろ、作ってみろ、対処してみろという感覚だ。