HIGASHIMURATA’s blog

東村田昭の備忘録

イギリスのEU離脱に対する反論への疑問

残留派は面白い解釈しているんだろうと下記を読んで思った。

残留派で投票後も声を上げている人達は離脱派以上に下層階級なのかなとも思う。

”【EU離脱】高齢者に怒り、悲痛な声をあげる若者たち なぜ?”
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160625-00010000-bfj-int&p=2

そうかな~?と思ったのは下記。

1)43歳が残留と離脱の分離点らしい
43歳は年寄りか、社会で第一戦で働いている人達だろう。
イギリスでは違うのか?。

2)労働者。経済的に見捨てられてEU離脱に投票したのに、雇用や投資が失われて短期的に最も苦しむのは彼ら。
ならば長期的に潤うのは彼等という考えなのかな。
そう考えるなら正しい投票だろう。

3)次に若者たち。チャンスや友情、結婚、どれだけのものが失われたかわからない。
EU離脱でチャンスや友情、結婚がなぜうしなわれるのか、まさか、鎖国はしまい!?。

4)すでに上の世代が残した債務に苦しむのに、さらに祖父母や両親らによって、移動の自由が奪われた。
EU離脱で移動の自由が奪われた、ならば、参加していない国の国民には移動の自由はない?
日本では債務は国、国民は債権でなのだが、イギリスでは違うのか。

5)事実に基づかない民主主義(post-factual democracy)時代にいる
何が事実なんだろう。立場を変えれば事実には色々あるだろう。

6)反知性主義が偏狭な考えに結びつかなかったことがあるなら教えてほしい
EU離脱反知性主義に結びつく不思議さ。

7)若者の犠牲のうえに高齢者が得をするというシルバーデモクラシー
1)はシルバーか。

8)過去35年にわたって年金受給者の所得が上がり、平均的な20代の所得は、全人口の50%を下回ってきた
EUに参加したから若い労働者がイギリスにきて、それで所得が落ちたと考えるのが正しい分析だろう。
安い労働力で生産単価が下がり、売り上げが伸び、税金が増え、年金額が上がったと考えるのは間違いか?。

9)1960~70年代には、20~25歳の平均的な所得は全体の人口の60%より上だった。だが2012~13年、それは37%に落ち込んだ。
イギリスがEUに参加したのは73年のはず、すると入ったから落ち込んだとなぜ考えない?。

10)その要因は高齢者だ。
かつて全人口の75%より低かった65-70歳の所得は、いまやトップ40%に上昇している。
8)と同じ分析でよいんじゃないか。

11)『血まみれの年寄りども』とか社会経済的な下層階級を非難するようだったら、同じ穴のムジナよ
50%以上が下層階級、49%が中層、上層階級って、まさか!?

12)1975年に16歳だった私の未来を決めたのも高齢者だった
EU参加を決めたのが今の高齢者と云っているのか、そうだと離脱も決めるという主張?。

13)世界の株式市場から2兆ドル(約200兆円)の価値が消えた金曜日。
損した人がいたら儲けた人がいるはずだから消えたというのはおかしい

14)正しい選択だったのかは、まだわからない
これはそう思う、10年経たないと分からないだろう。

テレビ、新聞をみていると悲観論ばかりだが、その根拠の具体的数値的説明はない。

よく言われているのが関税、今までは関税ゼロだが、今後はゼロでなくなるというが、それでどういう問題がでるんだろう。2国間で話し合えばよいだけだろう。イギリスとEU

例えば、日本とイギリス間は関税ゼロではないだろうが、輸出入はある。

何で同じように考えないのだろう。

面倒だからという考えなら、商売で面倒だからと考えるのはタブーだろう。