HIGASHIMURATA’s blog

東村田昭の備忘録

何が曲解か分からん

入倉孝次郎・京都大名誉教授は判決のどこを裁判所が曲解していると述べているのだろう。

分からん。

”再稼働差し止め決定文「曲解引用された」 地震動の専門家が困惑”
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150415-00010001-fukui-l18

高浜原発の基準地震動は700ガルらしいが、700ガルの地震が来ても設備が壊れないと

主張しているのか、それともそういう地震は高浜には来ないと主張しているのか。

確かに、”想定外”という便利な言葉もあるが、想定外の事はよく起っている。

ぱっと書くと

1)福一原発の事件(過去の地震を無視)

2)ドイツ機の副パイロットの乗客道ずれ自殺

3)広島空港の墜落(気象条件の悪い空港なのにLOCが一方向のみ)

想定外だとしても、2)や3)の被害は1)と比べると大したことはない(人名第一とは考えないので)。

確か、浜岡は2280ガル位だったと思うが、少なくとも、高浜もこのぐらいに設定する必要があるんでは

ないかと思う。

主給水ポンプの耐震クラスをSクラスにせよという裁判所の指摘はPWR型と云えども間違っていない。

単品で起る事故は何とか人間で対処できるが、複合的に起る事故は対処が難しいからだ。

3系統故障するより、2系統故障の方が対処しやすい。

当然、2系統より1系統だ。

PWRの事はよく知らないが、主給水ポンプが生きていると、炉心の熱を熱交換器を通して除去でき

るんじゃないかと思うが、どうなんだろう。

ベントと同じで、考えもしなかったか。

そういう効果も試験してないか!。

しかし、名誉教授は何が誤解されていると述べているんだろう。