妻が実家のお墓がどうなっているか調査したいので、同行して欲しいと云われ
その日、30日(水)が公休日なので付き合うことにした。
私はもう何時云ったか分からないほど以前に数回行っただけ。
当時は土葬で、何とも言いようの無い雰囲気があった。
幸運なのか、チャンスを逃したというのか、土葬の現場は見たことがないのだ。
妻の祖母が亡くなった時、墓地まで行列で行ったが、埋葬は見てないというか帰されたのだ。
埋葬地は、
墓地らしいといえば、そうなのだが、一族の墓があるので、知らない人も葬られているんだそう。
その後、一族で土葬を掘り起こし、骨を火葬にしたので、今は普通の墓地なのだが
細い山道をくねくねと歩いて行くのだが、ともかく山中にあるのだ。
妻がお墓の調査をしたいのは、そのくねくねした路が附けかえられ、従来の路は通行禁止なのだそうだ。
この改装(?)は妻に知らされていなかったらしく、かなり、頭にきている。
母親をかなり責めていた。
農業委員をやっている遠縁の○○さんも責めていたが、彼は知らなかったのだそう。
墓は別、曽祖父の嫁が、○○さんの出らしいから、当然か!?。
怒りの原因はそのお墓を引き継ぐのは妻になるからなのだろう。
一族の墓があるので、誰かが面倒を見てくれるだろうというのが義両親の考えだ。
妻に言わせると、一族は消滅する方向だという。
独身、子供なし、遠方で既に断絶等々なのだそう。
家計図を見ると、養子を貰い跡継ぎを造っていたらしいがもう時代が違うし、財産も山と畑と田んぼと
ただぴろい宅地だけで、金銀財宝がないので来る人もいないだろう。
しかし、どうするんだろう。
我家も息子の代で消滅、娘を嫁に出さなければよかったが、社内結婚なのでムリだっただろう。
徳島のお墓もどうしよう。
お寺内でも無縁仏として撤去されてしまうだろう。
凄く名門なら残してくれるだろうけど、違うから、永代供養を申し込んでおいてもムリだろう。
そうそう、今日、お墓の話が出たので、
私が死んだら、日蓮宗で葬式を出して欲しいと頼むと、嫌という即答。
日蓮宗で葬式を出しておかないと、徳島の墓に入れないというと、遠すぎるから駄目だとこれまた即答。
創価学会も好きではないらしい。
しかし、私は昔から学会員ではない。
結婚式は神道であげたので、葬式も神道でと提案したが、気持悪いから嫌だというが、妻は神道なのだ。
妻の実家は神道、当然、葬式も神道で実施。
妻の母は、浄土真宗(?)なのだが、嫁ぎ先(妻の実家)が神道なので、葬式は神道でよいと云った。
失礼ながら、聞いたのだ、私が。
嫁ぎ先の宗派でやるのが、当然なのだそう。
妻が教育されてないという事なのだろう、家制度がつぶれた結果だ、きっと。
話題がそれたが、
実家のお墓を調査してどうするというのだ。
私(妻)が先に死んだら、お墓を新しく建てて欲しいと頼まれてしまった。
娘の自宅の近くにお寺があり、そこの人と娘が親しいので、墓地でも売ってもらう心算なのかも。
宗派は何だろう。
しかし、お墓の心配を口にし出すと、私の母親、父親も早晩死んでしまった。
妻の寿命も思いのほか無いのかも。
私?、庭の片隅に埋めてと頼んだが、法律違反だと拒否されてしまった。
柱一本たてて、その下に埋めれば、バレナイと話したが、返事は、土地を買った人が驚くという
まさかの反応、売る気らしい。
唖然として、話は止めたけど、ケアハウス、老人ホームにでも入る気かな。
息子はどうするんだろうと思うが、、、、、。