HIGASHIMURATA’s blog

東村田昭の備忘録

顕熱式熱交換器の故障

”エアハンマー音かウォターハンマー音か”で書いた作業をやる気になったのは、顕熱式熱交換器

の給気温度が31度までしか上がらなくなり、その原因が配管内のエアが温水の移送を阻害している

という事が分かり、エア抜き実施で機能が回復したからだ。

実はお粗末な判断だったのだが、

温水ポンプモーターの電流値が1.2Aより0.8Aに落ちたのに新人が気付いたのだが

その原因をよく調査もせずに、Vベルトの緩みやすべりだと判断してしまい、熱交換器の入口、出口の

温度確認をせずに、業者に修理を依頼し、暖かい日が続いていたのでほったらかしにしてしまった。

業者は業者でお金にもならないし、作業が面倒なので、後回し。

施設運営者も暖かい日が続いていたので、フォローもせずほったらかし。

プール担当者もほったらかし。

皆、ほったらかし。

17日(木)だったかな、パネルヒータより温水が噴出しているのを、利用客が社長にクレーム。

利用客も社長なので、社長通しで繋がっているんだろう。

そういう事があり、課長に直せとの社長指示があり、流石に、即直せないし、予算もないので

温水を遮断する操作をした所、プール担当者から寒いというクレームがでたんだそう。

そこで、温水の噴出しはそのままでパネルヒータを再使用中という話を早番から聞いて

ほっとけないので、顕熱式熱交換器の故障を真面目に調査した。

ファンは回っているし、ポンプモータも回転しているのに、ヒーター入口と出口の排出弁を

あけて温度を測ると、水。ここで初めて、温度計を見たというお粗末。

21度しかない入口温度が。

ポンプモータの回転も弱弱しいといえば、弱弱しい。

ここで、エアがかんでいることに気付いたので、エア抜き弁を探すと、盤の後ろ隅にあった。

それも大きな字でエア抜き弁と書かれていた。

この弁を操作するのは、入社以来始めて。

恐ろ恐ろあけると、最初は何の反応もなし、10秒後ぐらいか、赤錆びた色の温水が

ちょろちょろと出たと思うと、あとは勢いよく、お湯らしい色のお湯が噴出してきた。

入口温度計をみると、見る間に温度が41℃に、給気温度も41℃に上昇。

業者に無駄な作業をさせずに、良かったと胸をなでおろした、お粗末。

ここで、配管内からドーンという音もエアが絡んだ異常現象かなと思い出したのだ。

同僚からは、ウオーターハンマー音だと言われていたので、スンナリ、諦めていたのだ。

サビ等で細くなった配管内径を回復させたり、配管の立ち上がり立下りをそう容易に変更

できないし、業者も遣りたがらないし・・・・・・・・・。

結局、これもエアーが絡んだ話だった、21日(月)は。

22、23、24は公休日、25日(金)にどうなっているかが興味深深だ。

どこかに、エア抜き弁が付いていると思うけど、図面にか書かれていないし、床下にもぐる

のは、嫌だし、再発してたらほったらかしにするかな~。