記事によると、全原発を停止すると燃料の石炭、液化天然ガス、石油の消費が増え、3.5兆円の燃料調達コストが
が増えて、標準家庭の電気料金が1049円値上がりするという。
更には、産業の国際競争力への深刻な負の影響、経済成長への悪影響の可能性もあると言うのが試算結果らしい。
”電気料金1000円アップ=全原発停止で試算―日本エネルギー研”
時事通信 6月13日(月)23時0分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110613-00000156-jij-bus_all
どういうデータで試算したのか不明だが、案外、単純に計算したのではないかと推測する。
その理由は、2012年度は10度実績に比べてという短いスパンで予測しているからだ。
単純に
電力需要増分×(原発総発電量×原発発電単価ー火力総発電量×火力発電単価)/総世帯数
程度の計算ではないかと思っている。
真面目な予測だと
1)為替の変動
2)燃料の高低の推移
3)節電による電力需要の減少
4)代替発電の進捗
5)諸外国と比べて高いといわれている原因の除去による電気料金の低下
6)制度の変更
位は入れて予測しないと、試算値は全く外れてしまうだろう。
ともかく、時事通信は、試算のパラメータを取材し、記事にしないと、検証も出来ない。
時事通信に検証が出来なくとも、日本には出来る者が必ずいる。
筆者は、1049円の値上げは短期的には已むを得ないと思うが、長期的には安くなると推測する。
産業の国際競争力への深刻な負の影響等も、発電事業者の選択を50KW以上だったかを、下げれば
いいだろう。すると、現在以下の価格で購入できるんじゃないかと思う。
例えば、太陽光発電の単価が高いとか、原価回収できないとか言われているが、個人の意識が変れば
そういう事は問題でなくなる。
どういう風に変るかと言えは、自家用車を買う感覚や家庭菜園で野菜を作る感覚だ。
自家用車で原価償却を考える人って限りなく少ないだろうし、原価償却を考えて利用しまくるとガソリン代が
増えてしまうが、ガソリン代は楽しみという分類にいれて回収等は考えない。
太陽光発電も同じような位置づけになれば、殆どの問題が消えてしまう。
楽しみではないが、安全・安心を買うという心境だ。
余剰電力は、電力会社に迷惑だろうが引き取ってもらうという感覚になれば、買取価格も無視可能となる。
こういう変化は電力会社には恐ろしい事だろうが、着実にそうなって行くと思う。
将来の見通しを持った試算を提示して欲しいというのが筆者の希望だ。
まさにビジョンという事だが、1000万戸に太陽光発電をというのは、いいビジョンだと思う。
昔の一家に一台車を、洗濯機を、冷蔵庫を、テレビを、炊飯器をというのが、それが新たに太陽光発電が追加!。