HIGASHIMURATA’s blog

東村田昭の備忘録

危機を煽りエコノミストが稼ぎまくる

2000年問題ではコンピュータ会社が危機を煽り、システムの更新や修正で稼ぎ回ったが

今はエコノミストが日本の破綻を煽り稼ぎまくるようだ。

踊らされて色々な手を打っても、そう損はしないと思うので、不安な方は彼等が助言する対策を

すればよいだろう。

2000年問題で認識が違ったのは、制御システムで使うタイマーの種別、騒いだ人は

日付タイマーだと思い、冷静だった人はそれが周期タイマーだと知っていたからだ。

日付タイマーは次に動く日付を、例えば2000年1月1日と設定するが、周期タイマーだと、100mS後に

動けと設定する。前者だとOSはその時間が来ないので、何時までも制御プログラムを起動しないが、

後者だと、100mS後にOSの日付が何であっても起動する。この違いは大きいのだ。

日本の財政赤字もこの類ではないかと筆者は考えているのだ。

赤字だ赤字だと騒いでも、それは日本国民への借金で、外国への借金と違う。この違いは大きい。

極端な話、赤字分を国民が放棄する、又は、返済を延ばすと言えば、済むということだ。

何年か前に生命保険の利率を法律で下げて、保険会社を助けようと自民党がしたが、会社側が

被保険者の信頼を失うと拒否、立派なことだ。

結局、2、3の保険会社は倒産したが、大手は何故か生き残れた。

推測だが、生き残った会社は資産整理、減俸、組織改変をして生き残ったのだろう。

同じことを日本政府もすればよいのだ。

日本が破綻しなくても、保険会社がしたであろう処理をしなければならないのだが、

貿易収支が黒字だというのは大きい。

破綻論者はこの貿易収支が赤字にならねば論理が成立し難いので、やがて競争力が失われて

赤字になるというが、その根拠は何だろう。

まさか、スパコンが世界1位でないからだとは言うまい。

中国、インド、韓国の台頭で、日本の地位が危なくなるという論理構成なのだろうか。

すると、中国のバブルはやがて破裂するというエコノミストもいる分けだから、日本は

生き残るというシナリオになってしまうが、そんなに上手くは行かない。

バブルは破裂するだろうが、経済成長は右肩上がりであがると想像する。

中国を見くびらないほうがよい。

彼等は日本が成長してきたやり方を研究していると思うからだ。

案外、同じ道を歩んでいるのかも知れない。

破綻論者の論理はもっと単純で

財政赤字額がジンバブエについで2位だからだという考えなのだろうか。

ギリシャフィンランドが破綻したから次は日本だという順番を根拠にしているのだろうか。

しかし、何故、財政赤字で国が破綻すると言うのだろう。

歳出が歳入より多いからだろうか。

ならば、単純に税金を上げれば、歳出<歳入にはなるが、そうなってどうしたというのだろう。

税金で歳入不足を補うか、国債で歳入不足を補うのと何処が違うのだろう。

お金の出所は、国民の財布、企業の財布からでるのだから同じではないのか。

お金の出所は、税金は広く、国債は狭くという違いと、前者は返却不要、後者は利子付で返却要

という大きな違いはあるが、結局は両方とも破綻するだろう。

そういう意味では変わらないではないか。

財政赤字の原因が、子供手当て、年金、高齢者の医療費とも言われている。

この指適は間違っていないが、どうしようもない問題だ。

これらで増える額を補填するためには、毎年22兆円分も輸入している油類を何とかすることだ。

一番よいのは、使用量を減らす事だ。

二番目は、油からエネルギーを造るのではなく、例えば、太陽光、水から造ることだ。

三番目は、自前の油田、ガス田の開発だ。

貿易収支で毎年、90兆円ぐらいの黒字を出せば、財政赤字など一挙に吹っ飛ぶ。

そのためにも是非にも、トヨタ、ホンダ、日産、スズキにエコカーで頑張ってもらいたい。

彼等が頑張ると財政赤字などの不安は少なくとも飛散してしまうだろう。