国の財政が赤字って本当の事なのだろうか。
歳出が歳入を上回り、毎年40兆円の赤字国債を発行、更に国民へ900兆円の借金があることは知っている。
だからといって、国の財政が見かけ上は赤字だが、本当の赤字とは限らないだろう。
極端な見方をすれば、埋蔵金が900兆円もあれば、借金については何の問題もないし、
歳出が歳入を上回る点も、無駄を省く、不要不急は後述べにする等の施策で賄えれば問題はない。
この様な事を思う根拠は、次期戦闘機等の購入や普天間の基地建設、グアムへの移転金、ODA、ユーロ等
への資金提供等々、とても財政赤字でやがて国が混乱するかも知れないのに、行っているからだ。
多分、消費税でも上げれば、財政赤字が解消したり、借金が減るという思いがあるのだ。
このような事で解決する赤字って、心配するべきことなのだろうか疑問だ。
これって、借金が900万円あり、給与額を超える支出をしている家庭の家計を預かっている主婦が
旦那の給与が10%上がれば全て解決すると見なしているのと同等だと思う。
会社が頑張って給料を10%上げられれば問題解決するが、会社が払い続けられなければどうなるのだろう。
”消費税を10%上げれば解決できるのなら問題はない”と同じだ。
会社は従来に増して10%儲け続けれればよい、国は国民から10%の消費税を取り続けられればよい。
会社は無理で消費税は可能と思う論理が理解困難なのだが、会社と国は違うから可能と思えばまーそうだ。
故に家庭では、旦那の小遣を減らしたり、不要不急の買い物をやめたりするのだが、国はそういう事をしないようだ。
多分、しなくてもよい理由があるのだろう。
よい理由は、国は国滅びて山河ありだが、家庭や会社はなーんにも無くなる、この違いは大きい。
故に、財政赤字など心配しなくても良いという結論になるのだが、比べるのが間違いなのだろうか!?。
防衛費やODAや国際的支出をしなければ、意味不明の言葉である国益を損するという意見が出そうだが、
国の財政が破綻し、外国の援助を受ける羽目になるという以上の国益の損失があるのだろうか。
多分、困った時はお互い様だから、中国や韓国からお金を借りるという事も恥ずかしいこととは思わないが
中国資金が土地を買うだけで騒いでいる人にとっては、侵攻と同じ捕らえ方をするのかも知れない。
だから、財政が破綻しても、国防費はフンダンに使い続けるという論理になるのだろう。
しかし、お金がなくて、外国と戦える等とは、現実的にはありえないだろう。
結論は、歳入に見合った歳出にするのが正しいという事だが、それは困るというのが消費税アップ派の意見
だろう。ま、むしれるところからは、むしれるだけむしれという考えも分かるのだが、
これだけ意識の高い国民のもと、消費税アップして歳入が増えるとも思えないので、1年ぐらいの長さでみれば
上手く行くだろうが、2年3年の長さでみれば上手く行くとも思えない。
端的に云うと、おおくの人が浪費をしなくなる、これは物を買わなくなるという事で、ますます物価は下がる。
年金生活者で、そこそこの預貯金がある人にはよいと思うが、若い人は大変だろう。
提案は、予算の強引な組み替え、既得権者の権利剥奪、国を捨てる企業はどうぞという姿勢、貧乏人は麦を
という態度、これが求められているのだろう。
そのためには強い指導者、まともな指導者が必要な時なのだろう、但し、財政赤字が本当ならという条件下で。