HIGASHIMURATA’s blog

東村田昭の備忘録

デフレ下での経済成長は素晴らしい

諸悪の根源は、小金のある団塊の世代が休日、ブログ等を書いて自宅で過ごしている事と、

買い物に行ってもついつい安い物に手を出してしまうことだろう。

小金のある団塊の世代が外出し、退職後の生活を楽しみ、安物買を戒めれば、世の中、活気づき

消費量は大して増えないが額は高くなり、それを見ていた若い世代が釣られて財布の紐を大幅に

緩めるかも知れない。

デフレ退治の簡単な処方箋は、一言で云うと、年寄りを大事にする振りをして金を使わすだ。

安直にデフレ退治と云っているが、デフレの定義は難しいらしい。

デフレとスパイラルの定義は、大体が下記の何れかに当たればそう呼ぶらしい。

1.デフレの定義

①不況、景気後退をさす場合

②物価下落を伴った景気の低迷をさす場合

③景気の状況にかかわらず物価の下落をさす場合

④物価下落のうち需給緩和による部分のみをさす場合

2.デフレ・スパイラルの定義

①景気のスパイラル的落ち込みを総称する場合

②物価下落を伴った不況のスパイラルの場合

③物価下落から実体経済への因果関係が明確で、両者がスパイラル的に落ち込む場合

日本GDP(前期比年率)から見ると、08年3月~09年3月の間は、スパイラルのようだ。

そういう意味ではスパイラルは脱却したということだろう。

その他の期間では、上がったり下がったりで、日本がデフレならアメリカも定義に由るがデフレ

だったのだろう。

しかし、日本のデフレは1.①~④のどれに相当するのだろうか。

不景気だ不景気だと言われながらも、GDPは増加しているのだから、②か③なのだろうか。

(1)経済のグローバル化

(2)世界の物価がインターネットで分かる

(3)また物が直接手にはいる

(4)それを扱う業者が存在

(5)さほど欲しい物もないので、買い物も余りしない

(6)最も悪い状態は世界的に日本経済に信頼があり円高傾向

(7)マスコミ他が不況だと騒ぐので、消費者は買い物を更に控える

(8)企業も内部保留という名目で溜め込む

こういう状況で、且つ、政府がデフレだと宣言している中でのGDPが増加しているのだから凄い。

経済評論家、学者、エコノミストの想像を超えた動きを経済はするものなのか、彼等の

分析がいい加減なものなのか詳らかではないが、大体が外れているのではないだろうか。

北京オリンピック後、中国経済はバブルが弾けるとか、混乱が起こるとか言われていたが、そういう

こともなく2年経過、真っ先にリーマンショックから立ち直ったのは皮肉なことに中国、

予想がおおはずれだが、それで損をしたという話も聞かないので、彼等の話は私のブログ相当なのだろう。

50年前、100年前と違い知識人や専門家の意見を我々一般が参考にはするが、それに囚われない

という点が昔と違い、彼等が煽動しにくい世の中になっているのだ。

団塊の世代は、妻にとても甘く、妻が旦那を外出に連れ出せば、割引が受けられるという制度でも

作れば、割引があれば何にでも手を出す妻が、強引に旅行等に旦那を連れ出すだろう。

男より女の方が煽動しやすいと思うがどうなのだろう。

デフレでも、歳入と歳出差が負でも、国の国債発行高が史上最大でも、エコノミストがアジロウとも、

貿易収支が黒で、円高が続く限り、日本経済は安全というのが、経済ド素人の直感だ。

この直感は、トヨタの言う電子系統にミスはないという確率より、確実に高い。