実感として、物価の右肩下がりは本当なのだろうか。
10年前ぐらい前は幾らだったかが分からないので、評価の仕方がないのだが、
お米が10KG、4200円から4500円に上がったと妻から突然に言われた。
何故、突然に言われたかも分からないのだが、理由を聞く暇もなく実家へ確定申告の為に出かけた。
ガソリンも、円高のはずだが、なぜか価格は上がっている。
需要と供給で値が決まるだろうから、需要が増えているという事だろうが、需要が増えているのは
国内か国外かどちらなのだろう。
イオンで1回/週ぐらい2000円程度のオヤツを買うが、値が下がっているとも思えないし、
逆に上がっているようにも思う。
下がっている物は、量が減っている感じがする。
デフレ下でGDPが年率換算で4.数%上がったというのも、驚きだが、実感としては分かる。
企業の内部保留も、それに税金を掛けるとかなりの税収増になるらしいが、増える根拠もよく分からない。
社員の首を切り、その分を保留に回しているとするならば、それは経営判断ミスだろう。
経済評論家がよく言っていたデフレスパイラルに自ら追い込んでいると思うからだ。
失業者は、アメリカや欧米に比べると、少ないようだし、失業者がゼロになる事はない。
デパートの閉鎖がニュースになっているが、それは駅前商店街が消え去る変わりに、郊外の大型店
が栄えているというのと、似た話ではないのか。
例えば、デパートは専門店にとって変わられ、専門店はインターネットショッピングにという流れだ。
様は相が変わる節目なのではないかと言うことだ。
円高は日本経済に悪影響があるといわれ続けているが、貿易収支は黒字、これも通説とは違う。
材料を安く買い、高く物を売る、商売の鉄則だ。
材料を高く買い、安く物を売る、これは自転車操業というもので、邪道な商売だ。
これからの日本の生きる道は前者で、高品質、高性能、高付加価値な物を作り、外国へ売り外貨を
稼ぐというのが、本道なのだろう。
そういう意味で、円高は結構な事で、1ドル/1円ぐらいになれば、税金のない国になるかも知れない。
添付図1は物価高の比較だが、まだまだ下がるのか、下げ止まるのか分からないが、
先進国とイーブン程度になるまでは動くと思う。
これをデフレというのはイササカ、御粗末ではないのだろうか。
添付図2は国際収支の経常収支のみを抜粋したもので、輸出と輸入の差額が90兆円になれば
これまた税金のない国になるのだろう。