HIGASHIMURATA’s blog

東村田昭の備忘録

トヨタのトラブルは誰の責任か

トヨタのトラブルの根は誰が社長の時に、仕込んだのだろう。

渡辺、奥田、張氏らの時代か、はたまた豊田社長自身の時代か。

奥田氏は「年金で騒ぐようなテレビ局にはコマーシャルを出さない」等と嘯いた人で、その思い上がり

も甚だしいが、そういう思い上がりが社内に充満していた事は容易に想像できる。

誰が仕込んだトラブルであろうとも、現在の社長が処理しなければならないのは当然だろうが

思い余って、トヨタを潰さない方向で動いて欲しい。

アメリカの公聴会

電子制御回路に欠陥はないと社長が説明したらしいが、ノイズを拾えば、異常処理をする

ようにも思うのだが、どういう社内試験をしたのだろうかと想像してしまう。

社内試験の項目と結果ぐらいは公表すべきだろう。

偶に、アクセルとブレーキを踏み間違い、事故を起こしたというニュースを聞くが、これも電子回路

の暴走と考えれば、アクセルとブレーキの踏み間違いよりは、分かり易いのだが。

突然加速し、駐車場から飛び出した、突然減速し追突された等という一瞬の話はなるほどと思う

のだが、そういう状態が何秒も継続したという点は、理解不能なのだ。

トラブル経験者が嘘を述べているとは思わないのだが、事実とは違うのではないかとは思う。

そういう問題を訴える使用者が出た時に真摯に話しを聞かなかったディーラに問題があるのだろう。

これを「思い上がり」というのだが、

そういう意味でトヨタが今回の事件で、使用者のクレームを一段とよく聞くようになれば

素晴らしいと思う。

現在、11年目になるスプリンターにも乗っているが、これが納車された時、偶に異音がするという

クレームを納車直後にした事がある。当然、トヨタは車を持ち帰り調査し、異常なしという判断で

返されたが、やはり音はした。やがてそれにも慣れ、故障なしで11年目になるが、

これなど感性というか感覚の問題で、対応しにくい問題、こういうクレームについても

真面目に対処していると大変なのだろうが、やはり適切に対応すべきなのだろう。

因みに、この時は営業を乗せて、走り、その音を聞かせ、確認させた。

その後、営業がちょくちょく車は大丈夫ですかと聞きにきた。これなど何もしないが、当方は安心

したものだ。正に適切な対応だったのだろう。

そういう意味で、豊田社長が会社の急成長に人材が追いつかなかったというのはよく分かる。

技術開発、製造現場、営業、メンテナンス、

派遣社員の増加、派遣切り、国外発注、生産、正社員の質の低下、技術革新に古手がついて

いけない等など、多岐に亘るのだろう。

最後に、

豊田社長には家業という意識があるようだから、孫子に会社を継がすという気概で頑張って

欲しいものだ。