HIGASHIMURATA’s blog

東村田昭の備忘録

為替がなぜ上がるのだろう

日本は欧米諸国と比べると景気回復が遅いとか二番底だとか、デフレスパイラルだと言われて

いるが、何故、ドバイ激震で為替が84円/ドルにもなるんだろう。

世界の見方と国内エコノミストの見解の差は物凄いんではないのかという疑問がある。

ドバイ激震で日本企業が影響を受け、ますます国内景気が悪化すると世界が考えると

為替が円安になる、例えば、100円とか110円になると思うのだ。

投機筋から見ると、アメリカ経済、ユーロ圏より日本は手堅いという判断ではないのだろうか。

円高になると輸出企業が打撃を受けるのは分かるが、輸入企業は利益を得るだろう。

そうは言っても、原材料が安くなれば、製品も安く作れ、原価も下がる。

円高になったから直ぐに原材料が安くなるとも限らないという事も分かる。

しかし、輸出品の価格が直ぐに上げられないというのも分かるし、売れなくなるというのも分かる。

為替を扱っている筋がこういう事を知らないとも思えないので、為替が上がる理由が分からないのだ。

外国筋は日本の大企業は欧米に比べ凄く健全だという判断をしていると思えば納得がいくし、

輸出額ー輸入額=貿易収支(?)も正だと判断していると思えば、理屈は通る。

いやいや

1)日本の輸出額ー日本の輸入額=日本の貿易収支

2)欧米の輸出額ー欧米の輸入額=欧米の貿易収支

が、日本の貿易収支>欧米の貿易収支(但し、収支は正)

又は、

日本の貿易収支<欧米の貿易収支(但し、収支は負)

なら話は明快だ。

スパコンの開発を止めると、日本の科学技術が衰退(世界に遅れる)という根拠以上に

理解不能だ。