HIGASHIMURATA’s blog

東村田昭の備忘録

スーパーコンピュータ開発中止が正解

表題「スーパーコンピュータ開発中止が正解」で云う所のスパコンは世界1位の

スパコンという意味だ。

但し、通常のパソコンや汎用計算機ではない数値計算用に特化した高速コンピュータが

不要と述べているのではない。

そういう意味では2位でも31位でもスパコンなのだ。

現在の日本の実力が世界1位又は2位なら、其の地位を確保し続けるために、

予算を投入し続けるというなら理解できるが、現在は31位ではあるが

スパコンは持っているので、これを多少進化させたスパコンで十分ではないのか。

また、世界最速のスパコンは売ってはくれないかもしれないが、世界2位や3位のものは

売ってくれるのではないかと想像する。

この想像はあながち間違っているのではないようで、今日の朝、ワイドショーを見ていると

スパコンを作っているのは、アメリカと日本だけだと理化学研究所の担当の方が話してしたが

だとすると、中国に負けているとはどういうことだ。

これも想像だが、中国は30位、40位ぐらいの水準のスパコンを購入し、少し手を加えて

使っているだけではないか。

それだけで、日本の元世界最速のスパコンの能力を超えているとするならば

同じことを日本もすればよいだけだろう。

またコメンテイターのNEC、日立の撤退の影響を問われ、スパコンにはスカラー部門とベクトル
 
部門があり、スカラー部門だけで世界一になれるというような趣旨の回答をし、試作品も
 
あるような話もした。

昔の拙い知識では、スカラーとは逐次処理、ベクトルとは並列処理という程度なのだが

並列処理を止めて、世界一になれるとも思えないし、なっても瞬間風速だろう。

さらには、試作品もあるらしいから、当然、アメリカはそれを越える計画があるので、

実用品が出来た時には既に世界2位以下だ。

正に、デフレスパイラル、デフレは夢がないように思われるので、インフレスパイラル。

無駄な競争の象徴だ。

今一番必要なのは、政権担当者の勇気と思い込み。

残念なことに政権担当者の上層部にこれらが欠けている。

そういう意味で、小泉さん、竹中さんは凄かったと今更ながら思う。

最後に、

アニメの殿堂が不要となったのは、それは箱物で、中味(ソフト)がなかったからで、

スパコンも同じで、ハードはあるが、自前のソフトがないのではないかという疑いだ。

故に、800年掛かる計算が2ケ月でできるようになるという私からみたらちんぷんかんな

事をいうのではないか。
 
以上、全て推測だ。