モーターよりキーンというもの凄い音が発生しているのに、昼過ぎ、気付くが、どのモーター
からか分からず、1台づつ順次止めて確認、こういう時、耳が悪いと面倒だ。
6台目のモーターを止めた時に、発生源を確認したのだが、それが全身浴用のろ過器用
モーターだったので、慌ててしまう。
このモーターが故障すると、女湯が全滅なのだ。
すぐに支配人を探し、情けないが「どうしよう」と相談、相談された支配人も「どうしよう」という。
ともかく、業者を呼んで、見てもらおうとなるが、どこの業者にするかを任すというが、そんな事
を云われても、修理料金を出すセンター長に、お伺いを立てねばならないが、
そんな余裕はない、焦っているのだ。
朝、特殊浴槽の排水詰まりを修理に来ていた業者にしようとするが、名刺がない、電話番号が
分からないのだ。
電話帳から電話番号を調べ、おそるおそる
「あの~、今日、特殊浴槽の排水詰まりを修理に来ていた業者さんですよね?」
と聞くと、「そうです」という。
「あの~、モーターの事、分かりますよね」
と聞くと、「どういう用件でしょう」と聞いてくるので
「モーターからキーンという音がしているので、見てもらいたいのですが、、、、」
後は話しが早い、
10分後ぐらいに、元エバラの社員だったという人と来たのだ。
ここは、腰が軽いのだ。
元エバラの社員がいうには、ポンプ部のベアリングから音が出ている。
交換しなければ駄目だという。
発注権限のあるセンター長を呼び出さなくてはならないが、捉まらないのだ。
自宅に電話すると、奥さんが会議があるというので出かけたというのだ。
携帯にも掛けるが出ない。
本社に電話するのは、怖くて出来ない。
支配人が自分で電話すると言い残し、どこかへ。
業者と私で「どうしよう」と嘆くばかりだ。
そうこうしている間に、支配人が電話が通じたと帰ってくると、ほぼ同時にセンター長と局長が
来た。二人とも不安そうな顔。
我々と業者で押し問答、「今日中に直らないか?」、「部品の入手が出来ないので無理!」
結局、月曜日発注で水曜日に修理となったが、それまで持つかな。
支配人は明日、日曜日に150人の予約があり、風呂に入れないとなるとどうしようで
頭が一杯。半分以上が女性客なのだそうだ。
最後にセンター長が「物が壊れるのは東村田さんの時ばかりだね」と凄い嫌味。
返事は「運に見放されているようで、、、、、、」
14時に交代がきたので、早々に引継ぎをし、逃げ帰る。
明日も早番、壊れていたらラッキーだが、途中で壊れると、どうしよう。
なぜか、こういうトラブルには当たるが、宝くじは300円当たりばかり、情けない。
話は変わるが、局長とセンター長が同じ会議に出ていたとすると、来年の施設廃止の
会議かなとも思うし、社長も出ていただろうと想像してしまう。
時間が経つのは早かったが、心から疲れた勤務だった。