西松建設よりの違法献金で秘書が東京地検特捜部に逮捕されてしまった。
会社が社員に献金分を上乗せして、それを会社側政治団体を通して政治家側政治団体に
献金したのだそうだ。企業献金を個人からのものと偽り、それを秘書が承知していたという疑いだ。
其の通りなら、不味いだろうが、知らなければ大丈夫だというのもオカシイ事だ。
上乗せされた社員の所得税はどうなっているのだろう。
こちらの方に興味がある。
政治団体に寄付したらその額が控除になるなら、それを申告していたらどうなるのだろう。
所得税を支払っていないなら脱税になるが、給与明細書にどう記載されていたのかも興味がある。
給与明細書に、「その他」という費目で記載され、その費目内容が社員に説明されていたら
本人の合意があったと見做されるのだろうか。
名義借りというやつだ。社員が不法行為をしたとなるのかならないのか知りたい。
また、これは年金の平均月額報酬を引き上げ、将来に貰う年金額にも影響してくるので、
どう是正するのだろう。
政治家側も不用意に貰うのではなく、お金の出所を確認すべきだが、現在の法律では確認
したらアウトになる可能性だ大きくなるというのも逆説的で面白い。
小沢代表が秘書に金の出所を確認させ、会社側が社員をダミーにした個人献金ですと回答し、
それを秘書が代表に報告していたら、小沢代表も逮捕となるが、確認指示を出さずに、ごっあんです
と貰っておけば、大丈夫であったとなると何か情けない。
秘書が代表に嘘の報告をしていたら(していたことにしたら)、代表は金を返せば済むらしいが、
管理能力は問われることになる。
政治献金を厳密に取り扱うという点で進むのなら、すばらしい行為になるが、これっきりで
終わるなら嫌がらせだろう。
嫌がらせなら徹底的に耐え、政権をとった時に粛清するべきだろう。
粛清は個人が行うのではなく、民主党として行なわなければならない。