「在日米軍は第７艦隊で十分」という小沢氏の発言、正しいと思うが、騒ぎになっているらしい。
空軍や海兵隊が日本に居ないと不味いという方の見識を疑ってしまうが、彼等の想定は極地戦
ではなく全面戦争なのだろうか。
何処と全面戦争する積もりなのだろう、ロシア、中国、北朝鮮、韓国？。
ロシア、中国と全面戦争する場合は、逆に在日米軍が全く居ない場合が安全だろう！。
北朝鮮、韓国と戦争して、負ける程度の戦力しか自衛隊は保有していないとは思えないのだ。
韓国と戦争して、アメリカが日本だけに肩入れするとは想像しがたいので、仮想敵国は北朝鮮
なのだろう、彼等の頭に浮かぶ敵は。
北朝鮮が日本に攻めてくる場合は、船か飛行機を使うので、海兵隊は二の次になる。
確かに、海兵隊も航空機を保有しているので、戦力は減るが、第七艦隊所属の航空機と自衛隊の
航空機で数日間、耐える事ができないと彼等は考えているのだろうか。
北朝鮮の攻撃機が、それらの数を上回る可能性はあるが、稼働率や性能はどうなのだろう。
北朝鮮のミサイルが東京を直撃した場合、日本がアメリカの協力なしにでも報復攻撃をするだろう
が、確かにこの時は現在の航空自衛隊の能力は不足している。
この時にアメリカが即座に報復攻撃に参加すると望みたいが、兵力結集と本国の承認の為に
数日を要するのが実際だ。この間、報復の規模により、世界中のアメリカ軍から増援が送られ
ることに為るがこの数日間を待てないと彼等は思っているのだろうか。
大体が、それ以上に自衛隊に攻撃命令が即座に出せる人達が国の中枢にいるとも思えない。
東アジアの安定の為に在日米軍の駐留が必要との意見もあるが、ならば、もっと不安定な
地域や国に兵力を振り向けるのが、より実効的だ。
在日米軍が減ると、自衛隊の兵力増強が生ずるとの意見もあるようだが、本末転倒だ。
まさか、自衛隊内に不穏な空気があり、それを牽制する為に、在日米軍、特に、海兵隊の
駐留が必要だという事でない事を祈るばかりだ。
