HIGASHIMURATA’s blog

東村田昭の備忘録

手抜きでトラブルを見逃す

ついつい確認作業に手抜きをし、トラブルの種を見逃してしまった。

油断したのと、疲れてしまったのが敗因だろう。

休館日なので、複数の業者が

(1)ボイラー2台を修理

(2)温水ポンプを分解清掃

これの承認の為の確認に手間取った上に、問題同僚のCさんが5台の塩素注入装置のパイプを整理し、

更に、ジャグジーのポンプのキャッチ弁がおかしいので、交換したという事だったのだ。

業者の作業には本社から立会いが来ていたのだが、最終確認は私なのだそうで、確認をしたのだが、

(1)の圧力計の指示値が通常より0.15パスカル高い現象が出て、OKをだすかどうかで躊躇

した上に、更に、(2)の作業前、ポンプの入口弁の開度を確認もせずに作業をやったのだ。

また、音も従来の倍ぐらいでていたので、これもOKだすか悩んだのだ。

(1)は通常は自動運転、休館日なので手動運転、問題ある差か悩んだ末に、問題が出たら即、

来るということでOKを出したのだが、業者が帰った後も運転し、確認していたのだ。

当然、今日の朝も、メーターと睨めっこだ。

(2)は運転モードが試験で、強制的連続運転であったので、これを自動に切り替え、入り口弁の

開度を80%に調節で、音の減り、電流値も通常より1A高い15Aで落ち着いたので、OKを出した

のだが、これも不安で業者が帰った後も運転し、確認したのだ。

(1)(2)は翌日の営業に係わるので、気が抜けなかったのだ。

(1)(2)の確認運転をしながら、

問題同僚が塩素注入装置のパイプを整理したという報告を聞いていたので、パイプとポンプが

テレコになっていない事を1台、1台、実際に塩素を注入しながら確認したのだが、

何分、休館日で浴槽水を全面入れ替えていたので、塩素濃度が上昇するに時間がかかり、

キャッチ弁を交換したという1台だけ動かしての確認をしなかったのだ。

手を抜いたのだ。

それで、今日、営業運転をしたのだが

(1)修理したボイラー2台

(2)分解清掃した温水ポンプ

は正常に稼動したのだが、キャッチ弁を交換したという塩素注入装置が動かなかったのだ。

朝一番で1時間、装置を動かしても、塩素計の針が0.0PPMより上昇しなかったのだ。

分解するかどうするか躊躇したのだが、自信がないので

1回/時間に20mLの塩素を手で注入、これにも疲れてしまったのだ。

不幸中の幸いはお客が少なかったことだ。それで、1回/時間で済んだのだ。

これが動かなかった原因は、ポンプには入口キャッチ弁、出口キャッチ弁が付いているのだが、

出口キャッチ弁に入口キャッチ弁を付けていたのだ。

責任者のBさんが交代勤務で出勤した時、ジャグシーへ朝から塩素が入らない旨を伝えた

所、3ヶ所のキャッチ弁を順次外すなかで見つかったのだ。

いやいや怒る怒る、誰だ、こういう事をしたのはと。

怒るのは当然で、塩素まみれになってしまうのだ。

当然、問題作業員のCさんです、証人は本社から来た立会人ですと言うが、バツが悪い

ことこの上ない。

更には、昨日、確認作業で門ペイを閉めるのが遅れ、館長と代理に御叱りを受ける始末。

踏んだり蹴ったりだ。

また、ジェットを確認の為に動かし、正常に動作したので、安心していると、それのヘアーキャッチャー

部より、水が噴出し、水浸しだ。

「水が漏れてる」と大声をだしたら、青い顔をしたポンプ屋と立会人がすっ飛んできた。

直したばかりのポンプからと思ったのだろう。

いやはや申し訳ない。

これも、Cさんがよくネジ止めをしなかったのだ。

これもちょくちょく以前あったので、注意はしていたのだが、最近、ないので安心していたのだが、

これも確認の手抜きだろう。

単純な設備管理といえども、63歳をすぎると、不注意がすぎてしまう。

最近、実習にきた代行要員の新人さんも、教えても教えても不注意としか思えないトラブルを起こし、

「もう来させるな!」という事になったのだが、以前、彼を警備員として雇用していた社長が、日曜野菜即売会

に来ていて、彼を見て、「本当にここの仕事ができるのか」と不思議がったそうだ。

この話を聞いたのがCさん、びびってしまったのもCさん。

驚かなかったのがBさんと私。

だって、Cさんと彼、発想や行動パターンがそっくり。