「サイパン島は無法島だ」で示した現実が実現しそうだ。
今日、朝、テレビをかけるとニュースで、メキシコに逃げ、そこで刑に服し、カリフォルニアで再逮捕
された方の逮捕が裁判所で取り消されたと報道されていた。
逮捕取り消しの理由は、アメリカの憲法で保障された一事不再理なのだそうだ。
アメリカの憲法では、「時をさかのぼって法を施行できない」とテロップにでたような記憶がする。
二時間、経つと記憶があいまいになるのだが、一事不再理ではなく、不遡及の原則なように思うの
だが、聞き間違い、見間違いなのだろうか。
アメリカ本土の裁判官は、サイパンの裁判官より遥かに有能というより、サイパンの方が言葉に
言い表せないほど無能なのだろう。
日本の法務省が、アメリカの捜査当局に協力していたら、笑いものだろう。
日本の関係当局がサイパンの警察、検察、裁判官レベルだということだろう。
国際社会の笑いものだ、日銀総裁の不在なんぞ比較にならない程の失敗だろう。
法律の素人でも、今までの社会生活で
1)逮捕状のコピーが有効と考えられますか
2)20年前に発行された逮捕状が有効と考えられますか
3)国境を越えているとしても、一事不再理を無視してよいのでしょうか
4)新しい法律で過去の事件を裁いてよいのでしょうか
5)他国との約束を反故にしてもよいのでしょうか(裁判を日本で行うという約束があれば)
ぐらいの事は分るのだが、テレビでコメントしていた法律家の方々の常識水準も疑う。
サイパン島は発展途上国と考えれば、当然なことなのかも知れないが、日本の法曹界も発展途上に
あると考えれば、納得もするが、なんとも情けない。
法曹界の人数を増やし、競争させないと沈滞してしまうし、談合してしまうのだろう。