今日は浴槽の消毒作業日、作業は専門業者が実施するのだが、色々協力する必要があるのだ。
こういう作業日は二人勤務にして欲しいのだが、Cさんが旅行中で、私一人で休館日作業と
消毒作業支援をやる羽目になり疲れてしまったのだ。
業者も何処をやりますかときくので、「全部」と答えると、「全部やりましょう」という。
豪く物分りがよいのは、鴨の岬の影響なのだろう。
水位計の中までやるというのには、「え~」だが、どうぞという。必要ないとはいえないだろう。
過酸化水素を投入し、二時間、ろ過器を運転、その間、ガスがたまり循環が停止するとガス抜きを
するのが、私の役目なのだが、今日はまたよく止まったのだ。
汚れていたということなのだろう。
消毒完了後、排水し、浴槽を掃除、その後、少しお湯等をいれ、浴槽他を濯ぐ、数があるので、
大忙しだった。
ここまでは、何時もの通りで、順調に推移だ。
その後に、ろ過ポンプが回る程度にお湯が溜まった時点で逆洗、ろ過器の中の過酸化水素の
排出だ。あるわけがないと思うが、一応、手順通りに作業をする。
後は満水になるのを待つだけなのだが、低温用浴槽が、浴槽が満水なのに、給水が自動停止
しない現象が発生、慌てまくる。
当然、業者が水位計を触ったので、復旧操作不適当と推測し、待機中の業者に応援を求めるが
水位計異常なしなのだ。
御互い、慌てまくったのだ。
結局、原因は水位計のなかにガスがたまり、電極が動作しないのに、気付くまで30分以上掛かって
しまったのだ。
復旧操作としては、当該水位計の水を一旦全て抜き、再注入で復旧したが、ここまで影響するとは
予想外だった。こういう現象はもう十回以上作業に協力しているが、初めて出た現象なのだ。
業者も水位計を壊したと思い、渋い顔、御互い疲れ果ててしまったのだ。
この後、ゆっくり時間まで、過ごそうと思っていると、清掃業者が、シャンデリアの羽根を一枚壊して
清掃業者が、シャンデリアの羽根を一枚壊してしまったと報告にくる。
言うには、弁償しますという。
弁償するにしてもメーカー他が分らないので、手配をお願いしたいというのだが、当方も分らないのだ。
面倒なので、もともと壊れていたんじゃないの?、壊れかけていたんじゃないのと聞くが、違うという。
仕方がないので、館長へ報告にいくが、弁償しますの言葉に酔ったのか、豪く機嫌がいい。
メーカー他は館長他が調べて、後で連絡するとなったのだ。
真ん中に入り、面倒だが止むを得ない。
後ではたと思ったのだが、作業中にたまたま壊してしまった物は、我々業者が無償で修理する
事が、正しいのかどうか気になりだしたのだ。
契約にもよるのだろうが、私たちが壊すと、私たちの会社が弁償するとなると、よく壊しているので
大変なことになると思った次第なのだ。