HIGASHIMURATA’s blog

東村田昭の備忘録

退職予定日

退職予定日が今年の誕生日にほぼ決定した。「60歳までは働いて」ということことだ。

こう決められると、後4ヶ月しかないが、今の仕事の4月からの継続も伝えられていない。

無ければ、職探しをするか失業保険でいくかを決めなければならない。

こうなると今の就職先では元気であれば、65歳までは雇用されるので惜しい気持ちが沸いてくるのだ。

ただ、「辞めろ」と為ったのは、この再雇用の長さ、何時までも働く羽目になるという理由からだ。

この理由をはっきり、妻が口に出したので、間違いはない。

従来は、働け、働けという主張だった様に受け取っていたので、意見を変えた理由を疑っている。

思いつく所は、

一番の親友の旦那さん、希望退職後、再就職せず、楽しく遊んでいるのだそうだ、それも、病気で

出歩けない奥さんを家においてだ。

ここも、生活に不安がない家族、息子は警察官、娘は警察官の妻、旦那は元東電の学卒社員で、

特例退職金をかなり貰って退職、当然、持ち家、借金なし。

自宅静養中の彼女の見舞いにちょくちょく出かけているので色々情報交換してるのだろう。

次は、実家。従来は80になっても、90に為っても、今の年齢と同じ様に活動できると考えていたが

両親の老いをみて間違いに気付いたのだろう。

食べるものは、質素になり、手間が掛からないので来客減少が嬉しくなり、外出も一人では難しくなり、

世間体もさほど気にならなくなり、病気かちに等々、それでも楽しく生活している風を見、考えが変わ

ったのだろう。実家の確定申告も代書してるので、生活費も把握できたのだろう。

更には、私より若い方がボツボツ亡くなっているので、老いを認識したのかも知れない。

こういう話をしていた時ではなく、「家を建替えたい云々」という雑談をしていた時に「ぽろっ」と

言い出したので、驚いているのだ。

屋根を直す決断をしたとき、建て直すことはしないと決めたのだが、その後、あちこちのガタが気になり

だしたのだ。

早速、小遣いがどのぐらいもつのか計算すると、2年分、62歳までしかない。年金が全額支給開始される

のは64歳、よって64-62=2年分、小遣いが足らない、これこそ大問題だ。

失業中を除き、妻に小遣いを貰う生活を止めて20年近く、今更20年前には帰れないのと、失業中に

なかなか渡されなかったのだ、理由は銀行に行かなかったので、手持ちがないので云々で懲りた。

繰り返さない為に、アルバイトで稼ぐか、はたまた小遣いを減らすかを決めなければならない。

趣味の猟を止めれば何ら問題がないのだが、それでは、楽しみがなくなる。

だが、いまの職業で働いていても、時間がなく、狩猟や居合をやっていられないのも事実なのだが。

職業選択を誤ったのだろう。

逆に職業に合った趣味を選らばなければならないのかも知れない。

上流階級ほど趣味の幅が広いのが体得できた。彼等はそれに費やす時間と金があるのだ。

中流は金はあるが、時間がないのだろう。働くのを辞めた途端に時間はあるが、金がなくなる。

下流は時間も金もない、日常の生活に必死。

定年退職はこの階級を上げたり下げたりする岐路なのだ。

ある人は中流から上流へ、また別の人は中流から下流へ流動するが、もともと上流の人は上流のまま、

下流の人は生活困窮者に成り下がってしまう恐れがある。

「家を建替えたい云々」という話しを聞いた時に、現在の預貯金から2000万も使えば、それこそ

下流に落ち込むと直感し、それで仕事を辞めたらと口走ったのだろうか?。

総務省統計局家計調査によると平成19年1月の一世帯当たりの支出は297172円だそうだ。

この値の根拠だろう詳細を見たがよく分からない、60歳以上は含んでいないのは確かだと思う。

何歳まで生きるかも不明だが、60歳から90歳までとし、これらから推測すると、

消費額=297172円×12ヶ月×30年=106981920円

年金の収入は、60歳から4年間は部分年金、65歳から90歳までは全額貰えるとすると

年金の収入=10万×12ヶ月×4年+20万×12ヶ月×26年=6720万円

不足額=10698万円ー6720万円=3978万円

この不足額が退職金と蓄財で補えればなんら問題がないことになる。

60歳の時に29万で生活していた者が80過ぎてそれだけ使うとは考えられないので、80歳から

90歳までの10年間は20万で生活するとすると、消費額は9532万となり、1165万も減る。

実際はこれに妻の国民年金が76万/年は確実に入ってくる。この総額は、

妻の国民年金総額=76万×30年=2280万

この額と上記の1165万の合計3445万で家を建替えるのが正解と思うが、どうなのだろう。

頭金なしで、2200万を金利2%で25年借りれれば、3400万ぐらいに支払い額がなるので、

2200万の家なら建替えられるということになる。

逆に家を建替えないなら、妻の年金はそのままで、80から90迄の生活を切り詰めた額1165万を

60歳から前倒しで使ってもよいと思うが、手前勝手な理屈なのだろうか?。

ここら辺を詰めてからにしたいが、詰めさせてくれないだろう!。

ここまで書いた時に、先輩より電話があり、4月からの業務も継続だとのこと。

嬉しさで連絡して来たのだろう、辞めるかも知れないとはいえない、困ったものだ。