HIGASHIMURATA’s blog

東村田昭の備忘録

アメリカ株式会社の社長、トランプ大統領

トランプ大統領の就任演説をコタツに入りながら生で聞いた。

実に分かり易い政策で、煙に巻くような所がなく、当に経営者の初年度初頭の

挨拶と思えば何の違和感もない。

アメリカ第一主義国益第一

と政治家なら発言し、煙に巻くが、そいいう表現がなかった。

アメリカは大きく変る、変った方がよい。

朝、ニュースショーに出たゲスト他は内向きだと批判していたが、

アメリカはオバマ時代から世界の警察官をやめると宣言していたのだから

何の不思議もない。

世界の警察官はやめても、世界の政治家、経営者であって欲しいという

のは無理がありすぎ。

世界の警察官はやめても、世界の軍隊はやるという見方、希望があるのかも

しれないが、警察官役以上に、難しい。

アメリカ製品を買えという事も演説したが、雇用や所得を確保するには

必要条件ではある。

外国製品を買っていて、どうやって雇用を確保できるのだろう。

金融業や証券業で雇用が大幅に延びるなんて、想像できない。

大統領府(?)のホームページで、

1)TPP脱退

2)NAFSAでの再交渉、もしくは離脱

3)壁を造る

があったようだが、選挙期間中の発言と変らない事を落胆していたコメンテータ

が多いが、変る事が異常だと思わない方が私には摩訶不思議。

1)と2)もアメリカからの輸出時の関税をA、アメリカが輸入する時の関税をB

だとすると、A<Bなら、トランプ大統領は即受け入れるだろう。

安く買い、高く売るが商売の基本。

高く買い、安く売るなんて出来ないのは自明。

経営者だから、損をして得をするという間隔は100%あるが、会社全体が

それでは会社が潰れるのも自明。

そういう視点で大統領の演説を聴いていたので、何の違和感もない。

式典への参加者は100万人、オバマの時は180万人、約半分だけど、

100万人も集ったという事実は凄い。

デモ隊の一部が暴徒化した映像も流れていたが、これも凄い。

アメリカが分断されたという人もいるが、分断の事実はトランプ時代からでは

なく、それ以前から、ベトナム戦争あたりからだと思う。

大きく表面に出たのは、トランプ大統領の選挙運動中からだとは思うが

それはそれでよかったんじゃないか、手が打ち易いだろう。

最後に、移民で当初はアメリカが作られたのは事実だと思うが、だからと云って

何時までも移民国家である必要はないだろう。

何故、そうでなければ為らないのかが不思議だ。

移民を入れないと国の経済が発展しない、国の人口が減ると国が衰退

するという思い込みから脱却するべきだろう。