日本の電力料金は高いのか安いのか
結論は、日本の電力料金は高いのか安いのか、分からんという所に行きついた。
他の記事でコメントを頂き、考えを書いたが、本当にそうかと思い、データを探し、考えて、行きついた結論だ。
見たデータは、資源エネルギー庁が平成23年8月に出した”電気料金の各国比較について”だ。
このデータの原本を見るべきだろうが、荷が重いので最初から止めた。
2009年の住宅用の電気代は下記であり、ドイツ、イタリアに次いで高い。
日本=0.228ドル/KWH
アメリカ=0.115ドル/KWH
イギリス=0.206ドル/KWH
ドイツ=0.323ドル/KWH
フランス=0.159ドル/KWH
イタリア=0.284ドル/KWH
韓国=0.077ドル/KWH
産業用の電気代もあり、それは下記の通りであり、イタリアの次に高い。
日本=0.158ドル/KWH
アメリカ=0.068ドル/KWH
イギリス=0.135ドル/KWH
ドイツ=0.12ドル/KWH
フランス=0.107ドル/KWH
イタリア=0.276ドル/KWH
韓国=0.058ドル/KWH
また、住宅用ー産業用電気代の差も、ドイツ、イギリスに次いで大きい。
違いが一番小さいのは、韓国、公平と見るのか、産業保護が少ないと読むのか分かりません。
発電している時に家庭用、産業用と分けているとは思えないので、足した額が電気代だろう。
正しくは加重平均しなければならないのだろうが、能力がないのだ単純に加算すると
日本=0.386ドル/KWH
アメリカ=0.183ドル/KWH
イギリス=0.341ドル/KWH
ドイツ=0.443ドル/KWH
フランス=0.266ドル/KWH
イタリア=0.56ドル/KWH
韓国=0.135ドル/KWH
イタリア、ドイツ、日本、イギリス、フランス、韓国、アメリカの順で高い。
アメリカは日本の約半額、すばらしい。
電源構成比(2008)を見ると、電気代が安い、アメリカと韓国は石炭発電が、49.09%、43.20%と高い。
ドイツはそれが46.05%もあるのに安くない。
原子力の割合は、アメリカ、ドイツ、韓国が19.29%、23.58%、34.00%なのに、ドイツは何故
電気代が高いのだ。
電源構成比(2008)にその他という項目があり、ドイツはここがダントツに高く、11.76%もある。
その他とは、多分、再生可能電力なのだろう。
再生可能電力には金が掛かるということなのか。
以下は本日追記。
我家も太陽光を付けようとしているが、売電が目的でなく、緊急時の電力確保が第一の目的。
できたら、太陽光+ガス発電で100%電力を賄いたいが、200V電源が確保できない様子なので
売電と買電で対応するしかないが、この電圧確保を行えるようになれば、蓄電池を加えることで
電力の自家製造、自家消費が可能となる。
これが、再生可能電力の本筋だろう。
はやく実現することを熱望する。