朝日新聞の15面に「長期金利が低水準」という記事があり、低水準のどこがいいんだろうという視点で読んだ。
長期金利が23日、2日連続で低下(国債の価格は上昇)し、1年半ぶりの低水準になったそうだ。
その理由が
1)銀行の金余り
2)ユーロ圏の財政危機による投資資金の安全志向
3)政府が消費税増税など財政再建にむけた姿勢を鮮明にしている
23日の東京債券では、10年物国債の流通利回りが年1.165%で、これは08年12月30日以来の
低い金利なのだそうだ。
長期金利は景気回復期待で上昇、4月上旬には年1.405%、それが再び低下したのは
ユーロ圏の財政危機による投資家が安全志向になったからだそうだ。
菅首相が消費税10%に言及し、日本国債の増発に歯止めがかかるとの見方が材料になっていることも、
国債買いにつながったそうだ。
記事の最後に、”金利は景気とともに上昇する傾向があるため、市場では、今の低金利が継続するかについては
懐疑的な見方が多い”と捨て台詞を吐いている。
添付の資料から見ると、多分バブルの時期だったのだろうが、その時期には国債金利が8%程あったようだ。
懐かしい時代だ。
バブルの前、87年~89年は5%、現在の4倍もあったようだ。
この状態に戻せばよいではないか。
それには国債を売れ難くなる直前まで発行し、巷で言われる通りに、長期金利があがるのであれば、5%程度
になった時に財政再建を念仏のように唱えればよいんじゃないのかなと思う。
確かに金利が上がれば借金をしている人は困るが、預貯金をしている人はお金を使いだす。
800兆円の国の借金、国民1人当たりだと、700万(?)で、4人家族なら2800万になるが、利子を5%貰えると
140万円/年になる。毎年これだけもらい更に預貯金にそのお金を回す人は少ないだろうから、大部分の人は
使う、故に、お金が市場を回り、景気がよくなると思うのだが、、、、、、、、、、、、。
多分、専門家と言われる人達とは異なった考えだろうが、ヘタに消費税を上げるよりマシだと思うが。