HIGASHIMURATA’s blog

東村田昭の備忘録

主要税目の税収(一般会計分)の推移を見て

イメージ 1

主要税目の税収(一般会計分)の推移を見て、これから何が読み取れるのだろう。

1)平成2年から8年は、法人税所得税が右肩下がりだが、消費税は右肩あがりだ。

2)平成10年から22年は、法人税所得税が右肩下がりだが消費税は平坦だ。

これから考えると、消費税は手堅い税だとは思えるが、

A)法人税所得税がもう少し下がると、消費税は急激に落ちたりするかも知れない

B)法人税所得税が上がっても、消費税は上がらないかも知れない

Aは曲点があるのでは、Bは消費者が物には満足してしまっているのではという考えだ。

このデータからはその程度しか読み取れない。

また、生活必需品が消費税の中に占める割合は如何程だろうか。

2008年の食料品の輸入額は8708150789千円、これに食料自給率を考慮しなければならないのだが、無視して

消費税5%を掛けると、税額は、435408000000円(4354億円か)。

普通、輸入した物に業者の利益を上乗せしない事はないので、それを30%とすると、4354*1.3=5660億円

になる。ここで食料自給率を考えるのだが、60%とも40%とも云われるので、

5660/0.6=9433億円

5660/0.4=1兆4150億円

になってしまう。消費税の10%ぐらいが食料品ということだろう。

食料品以外に、電気、ガス、水道、衣料という生活必需品があるが、これらの消費税額はどのぐらいかな。

一番手軽なのは、我が家の家計から、全国世帯数を掛ければよいのかと思うが、企業の分が抜けてしまう。

電気、ガス、水道、衣料の消費税額はどうやって試算するのかな。

シンクタンク等の調査機関はどういうモデルやデーターベースを持っているのだろう、これも興味ある。

まさかと思うが、私が食料品の税額を試算した程度のものだと笑ってしまうが、案外、そうかも知れない。

今日の新聞に民主党が消費税を10%にするという方針らしいから、消費税額が単純に考えて、20兆円ほどに

なると推測されるが、A)、B)なら”獲らぬ狸の皮算用”になってしまう。

そうでないという根拠はどこにあるのか、これは興味深い。

民主党の人達にはこういう計算は無理だから、官僚の手助けが必要になるので、官僚との関係修復に向かうの

は止む終えないのだが、それにしても、情けない。

”消費税アップで国の借金をどう清算するのだろう”で書いたが、10%に消費税を上げて、どうしようというの

だろう。分からん政党だ。

民主党参議院選挙で勝てば、本当に消費税がすぐに10%に上がり、使い道も分からない中で、国の借金は

増え続けて行くように思うが、さりとて、自民党やその補完政党に入れるのも躊躇される。

負ければ、政界再編または、ネジレが起り、小沢さんの豪腕が発揮されだすと思うが、本人が首相になる気が

ないなら負けても仕方がない。民主党の単独政権がよいのかも知れない。

添付の”主要税目の税収(一般会計分)の推移”よりも読み難い。

鳩山さんが首相を辞めた時、私も大臣を辞めますと云って辞めたのは、赤松さんだけ、この時、そういう人が沢山

いたならば、期待もしたが、いなかった。

そういう人達に日本改革は無理で、所得税の推移のように、どんどん落ちていくのではないだろうか。