HIGASHIMURATA’s blog

東村田昭の備忘録

アメリカの日本への不信感って何

自民党政権を支えていた人達が、普天間の先送りはアメリカの不信感を買うなどと発言して

いるが、根本的に考えが間違っている。

それは不信感というものではなく、子が成長し、親の言うことを聞かなくなる事「扱い難くなる

という事」、自立とでも言うのか、そういう事は確実に感じているだろう。

それが、政権交代を期にして、右往左往しながら生じているのが、良かったのだ。

連立政権、素人大臣ながら官僚離れを目指し、各大臣が色々なことを発言、お金はない、

支持率もじわじわと低下、それでも自民党支持は広がらない。

こういう状況下にある日本政府に対して、ヘタに圧力や不安感を与えると、政府が破綻し、

再び総選挙にでもなれば、共産党などのアメリカからみたら好ましくない政党が躍進し

ますますアメリカ離れ、中国よりが進んでしまうとアメリカが考えても不思議ではない。

一番の「怪我の功名」は歳入が37兆円しかなく、歳出が95兆円もあり、その穴埋めを国債

埋める必要があるということなのだろう。

これで経済的ダメージでも与えるような何かをすれば、マスコミはそれみたことかと騒ぐ

それを見た国民がしょぼーんとなるか、アメリカへの不信感を募らすかをアメリカは読みきれ

ないだろう。

しょぼーんとなればアメリカとしては占めた物だが、そうでなければ大変だろう。

600人規模の中国訪問団、これがブラックボックスなのだ。

アメリカから何かを要求されたら、その大筋は認め、些細な事で交渉するという外交姿勢

が、大筋自体にも手を突っ込むという姿勢に変わりつつあるという点を、不信感を買うという言葉で

表現しているのだろう。

約束は守るというのが日本人の素晴らしい事だが、約束を守れない事もある。

その1番の原因は、金がない、ない袖は振れないという事だ。

これは世界共通だろう、故に、国で金がない事、予算を組めないこと、これをマスコミが騒ぎ立てる

と、普天間の問題は、金策がつくまで先延ばしという策ではあるが、進展すると予想する。

其のうちに、沖縄にアメリカの基地等、アメリカ側の事情で不要になり、基地問題は別の展開、

即ち、居てほしいという逆展開になる。

この展開は社民党の福島党首の考えと同じかも知れない。

この展開の問題点は後何年でというのが不明確なことだろう。

上記の展開で基地の撤去、移転となった時に、費用の一部は長い間、御世話になったのだから

出してあげる必要はある。