休憩時間に夜空を眺めていると
旅客機が上空を音もなく飛びさり、何とも云えない気持ちを呼び起こす。
どこから来たのか、どこの会社のものか不明なのだが、成田へ来たのは間違いない。
航空灯を点滅させているのだが、その点滅がまた気になるのだ。
強い飛行機とそうでないもの、更には、点滅数、航空灯の数が違うのがあるのだ。
着陸準備で出力を絞っているので、音が小さいのだろうが、それも気になるものだ。
19:00頃に一機
19:15頃に一機
19:30頃に二機
最後の二機は高度差はあるのだが平行して飛来する
これら三機を見送るのが、遅番の日課、30分間、ぼけーとして夜空を見上げている。
しかし、老眼はよくならない。
つい最近までは、かなりの距離を追跡できた感じがするのだが、すぐ見失うようになって
しまった。老化なのだろう。
思いは何時も同じで、
何処に泊まるのだろう、どこへ遊びに行くのだろう、仕事かな、団体かな等々
取りとめもないことなのだが、「こんな事やっていていいのかな、遊びに行かないとまずい」
という思いが頭に浮かぶのだ。
戦闘機もよく爆音を響かせて上空を通過していくのだが、流石に、そういう気持ちは沸かない
が、澄み切った空を一人で飛ぶと、孤独でいいなとは思うが、実際は無線で煩いのかな。