成田検疫で6人の豚インフルエンザ患者を見つけた事は、素晴らしい事だと思う。
検疫が無ければ彼等が病原菌を撒き散らした事は自明だからだ。
確かに、検疫では潜伏期間にある人を見つけることは出来ないが、どういう事をしても
100%という事はないのだから。
空港での検疫での二番目の効果は、入国者が豚インフルエンザに対する強い関心を強制的
に持たされたことだろう。
そういう強い関心を持たされたのが日本人であれば、当人が発熱すれば、早期に病院へ行く
事が容易に推測できるし、本人が行かなければ家族が行かせるだろう。
病院へ行くと医者が、タミフルやリレンザを処方するのも容易に想像できるので、
本人や医者が豚インフルエンザと認識する前に、快方に向かったり、全快してしまう。
これが日本での三番目の効果だ。
これらの傍証は、
集団感染の「予兆」大型連休明けにあった 関西大倉高校(1/2ページ)
http://www.asahi.com/national/update/0523/OSK200905230067.html
を読めば分かる。
治療薬があるのであれば、パフォーマンスでもよいので、国民に危機意識を持たすべきなのだ。
学校等の休校や閉鎖もよかったし、ライブ等の中止も正しい判断だ。
四番目の効果としては、日本の検疫が厳しいので、
体調が悪い人は、停留を心配し、入国を止めた人がかなりいるのではないか。
鳥インフルエンザが出現した時は、この検疫をもっと強化し、健康証明書を持っていない
外国人の入国は禁止するぐらいの処置が必要だ。
当然、発生国への日本人の入国は禁止し、自己責任で入り、帰国した人は、自己費用で
しかるべき日数の拘束もすべきだろう。
強い強制力を伴う規制が必要だ。
経済活動も大事だが、その活動で病気をうつされる者は敵わないだろう。