9日の参院本会議採決で、渡辺博史前財務官の副総裁起用案の賛成に回った
民主党議員が3人、棄権が2人、欠席が3人(一人は無所属で民主会派)いた。
さて、今日の再可決で党の方針に反して、反対に回る議員が何人でるか興味が深い。
党の方針に反する議員の存在が有る事が正常なのか、無いのが正常なのかの判断は
難しいが、国民の多くが再可決に批判的なのだが、彼等の民意とは都道府県知事や市町村長
の意見なのかどうかも分ることになる。
まさかと思うが、造反議員ゼロなどという事が生じれば、いやはや、共産党並みの統制力が
あるのだろうが、やがては波が引くように退潮していくだろう。
しかし、不思議なのは、これだけ国民が反対していることを単純明快な方法で処理するのだろう。
正に、政権運営能力の欠如だと考えられるのだが、好意的に捉えれば正直な政権だ
と考えもできる。愚直な政権という事だ。
貧すれば鈍す、鈍すれば貧すを地で行っているのかも知れない。
次衆議院選挙で、都道府県知事や市町村長の応援があれば、選挙民を無視しても当選可能と
踏んだのか、数ヶ月も経てば、国民は忘れてしまうと読んだのか、どうなのだろう。
何故、都道府県知事や市町村長を説得し、半年まてとか、予算を組みなおせとかを言わないの
だろう。大阪府知事はそのような事を発言し、市町村長から反発を食らい、思わず悔し涙を流した
が、これが当たり前の間隔だろう。