加害者側は要らないと伝えていたのだが、被害者側が必要と主張し、被害者側が作っていた
文書を添削し、14日に捺印し、交換した。実に、8,9,10,11,12,1月と掛かった。
この示談書に車の修理屋等が被害者側へ出した領収書が添付されているのだが、加害者側へ
の領収書が一枚もないのだ。
おかしいと加害者本人に伝えるのだが、本人は注文をつけるとまた伸びるので、相手に言わない
でというので止めたのだが、何かすっきりしない。
大体が、8月の段階で、初犯で、弁償する意思(本人と親も)もあるという事で、送検しないと
云う処分を警察から伝えられ、9月におとがめ無しという最終処分を呼び出されて通告されていた
ので、要らないと話していたのだ。
何故、相手が示談書に固執するのか推し量ると、当初、厳正な法的処分を望むと警察に伝えてい
たらしいが冷静に考えると、真近の近所で、拙いと考え出したのだろう。また、被害者の一人と
当日トラブルがあったのも事実らしいというのに気付き、更には、親が代わってでも全額弁償
するという内容の念書を即日出したのも効いたのだろう。
この背景には警察の最終処分を被害者が知らないからだと推測するのだが、どうなのだろうか。
更によく理解できないのは、無料法律相談日に弁護士に相談したらしいのだが、この弁護士が
示談書を3部作り、加害者、被害者、警察へ出した方がよいと云ったから示談書がいるという。
加害者側がこういう動きをするなら分るが、被害者側がなぜそういう動きをする必要があるのだろう。
この話しを聞いた時、加害者と被害者を取り違えているのではないですかと話してしまい、むっと
され、以来、余計な事は相手に云わないようにしているのだが、おかしな文面はある。
例えば、示談書に親(東村田夫婦)が息子をよく管理して欲しい旨のことが書かれているのだが、
未成年でないので、無理だろうとは思ったが、被害者の心情を推し量り、削除を求めなかったし、
家庭裁判所で後見人に指定してもらいますかとも云わなかったのだ。
慰謝料、迷惑料等は請求しない旨の文章はやんわり追記してもらった。
これが最大の利点だ。
二点目は、加害者本人は示談が完結しないのを気にしていたらしいという事に気付いたことだ。
残る問題は、加害者本人から借用書を取るか取らないかだ。