筆者の作業軽減の為に、希釈タンクに150リットルぐらい次亜塩素酸ナトリウム溶液を投入して
あるのを本人が帰宅後に気付く、昨日のことだ。
またまた、タンクの中にペットボトルを手でいれ、50リットルをくみ出す。
直らない、頭ではなく、身体で作業をしてしまうのだろう。
次亜塩素酸ナトリウム溶液中に金属棒があれば、どうなるかぐらい明白だと思うのだが、
そこはメーカーがそういう製品を納め、そういう指導をしてきているのだが、
問題は使用条件が違うのだ。メーカーが指導したのは、次亜塩素酸ナトリウム溶液を30倍に
薄めての使用なのだ。実は、30倍でも金属と反応するのだが、その速度が原液と
比べると格段に遅いのだが、沈殿物は生成されてしまう。この生成物が水の中の不純物と反応して
出来たものか、金属と反応して出来たものかは詳らかではないが、キャッチ弁を詰まらせて
しまうような物だ。
もう一つは、計測装置のフローセルを掃除したと聞いていたので、不安だったのだが、案の定、
動作しない計器が出た。
原因が判明した後では、単純な事、ネジ止め不足なのだ。
ネジ止め不足で、そこに水が入り込み、それが滞留し、その滞留水を測っていることになり、
塩素濃度が実際は上昇しているのにゼロを表示したのだ。
これも、浴槽に次亜塩素酸ナトリウム溶液をどんどん注入することになり、消毒薬臭いとのクレーム
の元となるのだ。
64歳、体力、筋力はあっても、注意力のいる仕事は無理だと思う。
希釈タンクの設計不良なのか、想定外の使い方をしているのか分らないが、排出バルブが金属製
なのだ。だからどうしても金属と反応し、液の性質を変えてしまうのだ。
思えば、ひどいメーカーから購入したものだ。