妻の友人から電話があったそうだ。
内容は、2万円で乗り放題の切符が手にはいるので、旅行に行こうということなのだ。
おばはんの四人連れだ。
行ってもいいかと聞くので、どうぞご自由にと答えたのだが、その後が男には理解できない提案だ。
病気の息子だけがどこにも行かないことになるので、蝦夷鹿猟に同行させたらという。
これには、正直驚いた。
なにを驚いたかというと、息子の状態を全く理解していないことにだ。
そこで、息子が、5時起きできる?、一日中車で過ごせる、野宿しても大丈夫と思う?、
林道での運転が出来る?、便所のない所で可能と思う?、
死体を見てなんともないと思うか?、一週間、こういう生活が続けられるか?
等等を聞くと、黙ってしまう。
まず、10時過ぎにならないと起きられない(多分、薬の影響)、一般道で日常的に走っている所なら
可能だが、その他では危ない感じがする、潔癖すぎるので、立ちションは無理、赤いカーテンで異常を
きたすのに血をみて大丈夫とは思えない
云々と考えをいうと、一人で行ってもいいと言い出した。
ここでまた、「え~」と思う。
以前、妻が蝦夷鹿猟に同行し、自身は二度と行かないと告げたことをやっと思い出したのか、
相手に何かを提案するときの準備が全くないということなのかだ。
友人と旅行行きたいと思うと、周囲が何も見えなくなる、考えられなくなるなら、同じ病気じゃないか。
病気でないなら、キャラクターか?
それとも、何よりも自分、中心なのか?、分らん。