HIGASHIMURATA’s blog

東村田昭の備忘録

泣き過ぎる小沢代表

小沢代表はよく涙を流すようだ。

これを見ていて、彼が首相になった時に冷徹な決断が出来るのか、一抹の不安を持ち出した。

感情が豊かなのはよいが、その感情を殺すことが出来なければ、選択を間違う。

家族や親友の前で涙を流すのに違和感はないが、特に、不特定多数の人の前で涙を流すのには

「この方はリーダーとしての基本的資質に欠ける」と思ってしまう。

嬉しい時に泣くのはよい、悲しい時、苦しい時に他人の前で泣くなというのがリーダーの基本だ。

財務大臣が酩酊した記者会見を行なったが、これにはそう目くじらを立てていない。

国際的な恥だとも思っていない。

それだけ、我が国にまだまだ他国と比べると余裕があるのだなとその姿を見て受取るからだ。

円高が進んでいる時は、世界中が日本の経済が他より良いと判断しているからだと受取るからで、

円安がどんどん進んでいる状態であの会見なら、それは許せることではない。

しかし、例え円安が進んでいる状態であっても、泣くよりは酩酊会見の方がよいと思う。

泣くというのは、気弱な、投げた、万策尽きた、見捨てられた等々をイメージしてしまう。

逆に怒鳴り散らすのも良くない、これは、知的水準を疑ってしまうからだ。

笑い飛ばすのが一番だろう。

煙にまくということだ。

これが出来ないようでは、首相は無理ではないかと思う。

小泉、安部、福田、麻生、小泉さん以前は誰だったか思い出せないが、彼が一番、煙にまくのが

上手かった。これに巻かれて、現在の不安というか危機というのか、何も変わっていないという状況

があるのだが、その時はそれなりに政治が回転していただろう。

一人の時は泣いていたのかもしれないが、彼が泣いた姿を見た事がない、

見たのは、煙に巻く姿と、笑い飛ばす姿ばかりだ。

年金未払いの時も、「人生色々、会社も色々」で見事に乗り切った。

イラク派兵の時もそうで、「戦闘区域がどうか、分かるはずがない」

自衛隊は戦闘区域には派兵しない」等、なんとも矛盾に満ちた笑える答弁をした。

小沢さんの場合は金の問題、小泉さんのこの答弁は命の問題で、どちらがより重要かは明らかだろう。

小沢さんは、小泉さんより劣っていると見ても間違いはないようだ。

そういう意味では民主党より、もっとウイットのある人が出てきてもよい感じがするが、

管さん、鳩山さん、前原さん、岡田さん、野田さん、、、、、、麻生さんよりはましだとは思うが、駄目だ。

明るく、泣かず、金集めも上手く、弁が立ち、健康な方、民主党にいないのか。

昨日、今日とテレビを見ていると、原口議員が小沢代表を弁護していたが、中々面白い。

弁で他のコメンテーターを圧倒していた感がある。

彼ぐらいの人が他にも民主党にいないのか。

批判ばかりするのは簡単なのだが、政権を取ると、言い訳ばかりしなくてはならなくなる。

この時、泣いたり、怒鳴ったり、言い負かされていたのでは、それこそ沈滞してしまう。

そういう意味では、麻生さんは泣かず、他を気にせず、ゴーイングマイウエイで、今の世の中

の状態(停滞でも仕方がないという)には合っているのかも知れない。

起訴の内容でホットして、嬉し涙というか、悔し涙であれば、見方も変わるが、記者会見で涙

するのは良くない。

法務大臣が死刑を執行された感想を記者から聞かれ、涙してはどうするということだ。

冷たく、冷徹に、冷静に答えなければならない。

リーダーたる者、そういう事だ。