HIGASHIMURATA’s blog

東村田昭の備忘録

纏まりなく欺瞞に溢れた鳩山政権

「手にとるなやはり野に置け蓮華草」で書いたが、民主党を政権に就けてしまった選挙民の責任は

大きいが、それにも況して失敗だったのは、小沢氏を代表から外してしまったことだろう。

これで政治的混乱はなくなっただろうが、改革が何も起こらない状態になってしまった。

何も決まらないし、決められないし、何も進まない。

何か決まっても、足して2で割るような従来的決定で、改革とは言えないだろう。

沖縄の問題も、本心は兎も角、第七艦隊だけで十分だという気概がないと、交渉など有利に進める

ことなどできない。ハッタリのない交渉などあるのだろうか。

多分、御役人からハッタリを咬ませられ、概算額を減らせない状況下にあるのだろう。

当然、「この4年間、思い通りに政策を実行する、その結果、下野することになっても、かまわない」

等と決して云えない、云わないのだろう民主党は。

自民党の政権末期と同じ状況が早くも所信表明演説の時期にでているという事だ。

判断力というか洞察力というか、そういう力が大臣以下に欠如しているのだろう。

この例が年末・年始の高速料金1000円の方針。

年末はなしで、元旦から5日間実施するのだそうだが、実に間抜けな決定だ。

決定の理由が、年末の物流に影響を与えないようにする為だそうだが、年末だからこそ物流に影響

を与えても、大丈夫だという発想が出来ないのだ。

民主党の諸君は我々の食料確保に重点を置き、結論をだしたと推測するが、視点がずれている。

この時期ほど経済活動が停滞する時はないのだから、社会実験をする最大のチャンスなのだ。

正しい決定はこの間を無料にするか、1000円で施行し、混雑ぶりを確認するべきなのだ。

財務大臣が高速無料化に向けての概算要求8000億だったかが、多すぎると発言していたが

内容を知った上での発言とも思えないのだ。

高速無料化をやる気がないのだろう。

無知なのか、度胸がないのか、無責任なのか「手にとるなやはり野に置け蓮華草」なのだ。

また、厚生労働省

後期高齢者医療制度は継続させるが、保険料は上がらない様に手を打つらしい。

これは、良かったと思うが、後期高齢者が独自の保険制度を持つという事の是非への思いが
 
全く足らないのだ。
 
後期高齢者医療制度を国民保険に統合させ、費用の不足があるならそれを国が補填すれば
 
よいだけではないのか。
 
広域連合の組織が云々という本末転倒な点だけが問題なのではないか。

当面、保険証はそのまま、保険料の過不足は補填、事務処理も広域連合が肩代わりするだけで

実質的に廃止に近い形態になると思うのだが、、、、、、、、、。

大臣、副大臣政務官の質が悪いのだろう。

望みは特捜、鳩山首相故人献金で失脚し、小沢さんが後釜に座り、バサっとやる事を期待する

が、そうすると検察も返り血を浴びるゆえに、うやむやに終わるだろう。

返り血を浴びるてもやるという決断を期待する。

小泉、安部、福田、麻生政権も酷かったが、この中の最低は麻生政権、それに匹敵するようだ。

ただ違うのは大臣以下が仕事をしているように見えることだが、不幸はその仕事振りが

政権公約に結びつかないという事だろう。

早めにギブアップし、新人議員の実力向上のみに4年間を費やす方向に進むのも手なのかも知れない。

案外、小沢幹事長はそう考えているのかも知れない。