1000円で高速走り放題は完全な誇大広告だ。
この言葉に乗せられてETCを買っている方は軽薄だが、あっても邪魔にはならない。
地方住まいの者が地方道のみを経由して目的地まで出かけると1000円で行けるので、
全くの嘘ではない故に、誇大広告と名づけたのだ。
常磐道経由で徳島まで深夜に出かける場合を今ある知識と情報で計算して見ると
1)日立南~矢田部IC間が1000円(常磐道)
2)谷田部IC~三郷JCT間が1100円(大都市近郊区間)
3)首都高が500円(首都高速)
4)東京IC~厚木IC間が1250円(大都市近郊区間)
5)厚木IC~豊田南IC間が1000円(東名高速)
6)豊田南IC~みえ川越IC間が850円(伊勢湾岸道)
7)みえ川越IC~亀山JCTが0円(東名阪自動車道)
8)亀山JCT~草津JCTが0円(新名神高速)
9)瀬田東IC~大山崎ICが600円(京滋バイパス)
10)久御山~吹田JCT間が500円(大都市近郊区間)
11)吹田JCT~三木JCT間が1000円(中国、山陽自動車道)
12)神戸西~鳴門(連絡橋)が1000円
合計=8800円
8800円で安いが、連絡橋の割引は休日に渡らないと1000円にはならない。
他は高速出入口を通過、又は、高速上にあれば割引が適用されるようだが、連絡橋は
休日以外は5450円なので、当に土日に通過しなければならないので、
遠出の場合はこれが計画の弱点になる。
高速は土日でも、橋が月曜日になると、その合計額は
合計=8800-1000+5450=13250円。
「ドラぷら」で調べた日立南から鳴門までを深夜に走った時の料金は、
深夜料金=14400円
1000円ほどしか変わらない。
大都市近郊を抜けた後の高速料金を三重取りしているからだが、5)、11)をやめても、
3000円ほどしか変わらない。
利用者にとって全く喜ぶ程のことでもないのを最近気付いたのだ。
しかし、大都市近郊は何故、徴収するのだろう。大都市近郊から乗り、大都市やその周辺で
降りれば徴収は何となく理解するが、単なる経由するだけなら取るべきでないだろう。
経済政策というなら、行きだけでなく帰りも割り引く必要がある。
しかし、誇大広告に乗せられるのも又楽しい。