HIGASHIMURATA’s blog

東村田昭の備忘録

民主党の銃刀法改正案

朝日新聞によると民主党が銃刀法改正を検討しているそうで、結構なことだ。

内容は銃の保管状況や実弾の所持数が把握しきれておらず、近隣住民が「不審だ」と

通報しても所持許可の取り消しは難しいことが判明したという。

そこで同法を改定し、警察署や射撃場、銃砲店に原則として銃を共同保管する案が浮上。

実弾も個人の使用量が把握できるようなあり方を検討するそうだ。

更に、銃所有の欠格事項も見直し、厳格化を図る方針なのだそうで、結構づくめだ。

実際は、

警察署や射撃場、銃砲店に原則として銃を共同保管しても佐世保の事件が防止できる

分けがないが、一度事件が起こると、持ち出しを許可した関係者にも責任が及ぶだろうから

被害者救済に効果的だと思うし、そのぐらいの責任を持たせないと実効性はない。

防止できるわけがないという根拠は警察官の拳銃自殺、拳銃は厳密に保管され管理されて

いているが、目的外使用が起こっている、その使用は管理が徹底している為に業務中だ。

拳銃も散弾銃もライフル銃も厳密に保管され管理されても、人に渡した時、その人に一任となり、

その人が目的外使用を試みるなら事件になってしまう。管理すべきは物ではなく人なのだ。

射撃場に銃を保管となると、1都道府県に最低でも1箇所は射撃場を造ることになり、大賛成だが、

近くに射撃場や警察、銃砲店がない人は預けに行く、引き出しに行くのが面倒で大変になるが、

仕方がないだろう。

東京都には射撃場が無かったと思うが、造ることになると東京のハンターは大喜びするだろう。

実弾も個人の使用量を把握して、どうするのだろう?。

数量制限を越えて自宅保管は出来なくなるが、それが、今回の事件とどう繋がるというのだ。

目的外使用に使う弾は数発、このレベルまで管理できるのか疑問だ。

不審者として通報しても所持許可の取り消しは難しいらしいが、通報者の素性もよく吟味して

もらえる様な法案でないと、銃に異常な恐怖感を持つ人が近所に居れば、銃を持つことが

出来なくなってしまうし、近所全てと仲がよくないと持てなくなってしまう。

具体的には、通報者と通報された者、両者の聴聞が必要と明文化して欲しいものだ。

こう思うのは、数年前、自宅から100m先の猟場まで、猟友会のベストと帽子を着て、

銃カバーをした空気銃を持ち、団地内道路を歩いている所を近所の住民が警察に通報したのだ。

当然、警察は全く動かなかったのだが、銃の更新時に「通報があった」旨を教えられた。

警察はそういう隣人がいるから気を付けてという指導なのだ。

当然、誰だと聞いたが教えてもらえず、君子危うきに近寄らずで、

以来、100m先でも車で移動していたが、めんどくさいので、空気銃猟は中断中だ。

銃の共同管理で詳らかになるのは、眠り銃の存在だが、眠り銃が悪さをする分けではないが、

全国30万丁といわれる銃の数は減ると推測するが、事故・事件数に変化はないと予測する。

外れる事を願うが。