銃の保管場所である警察署、銃砲店から射撃場への移動時は、ハードケースに入れて手渡すように
すればよい。当然、ハードケースの鍵は警察、射撃場に備え付けで、使用者には渡さない。
係る対策をしても目的外使用を覚悟した者は、その鍵をこじ開けてしまうだろうから、100%の
効果はないが、その時点で警報が発行されれば目的外使用を妨げられる保障はないが、捜査は
開始できるだろう。特にその位置が把握できれば効果的だ。
狩猟の場合は、申請した場所でしか開けられないケースを製作するしかないが、申請した場所で
このケースから取り出した銃で、近くの銀行でも人家でも襲う計画でも立てられれば、防ぎようがない。
射撃の場合も同じで、射撃場から持ち出されるとどうしようもないが、射撃場は大体が山の中に
あるので、出入り口でケースに格納されていることを確認すれば防げる感じもする。
いづれにしても、ハンターやシューターの行動が制約される事は間違いないが、大したことでもないような
感じもする。
流れを書いて見ると
行動表作成→警察で銃を受取り、確認→ハードケースへ格納→射撃場へ移動→射撃場の入り口で
チェックを受ける→受付→開錠を受ける→射撃開始
射撃終了→清算→ハードケースへ格納→施錠を受ける→射撃場の出口でチェックを受ける
→警察へ移動→保管依頼→自宅へ
行動表は一度作っておけば、後はコピーですむので、銃を受け取り、保管依頼に警察へ行く手間が
増えるだけだろう。
狩猟の場合は、
行動表作成→警察で銃を受取り、確認→ハードケースへ格納→猟場へ移動→猟場でハードケース開錠
→狩猟→ハードケースへ格納し施錠→警察へ移動→保管依頼→自宅へ
毎日出猟する場合、毎回警察へ出かけていくのは面倒なので、狩猟期間中の自宅保管は認められない
と支障をきたすが、行動表は出猟当日か前日にFAXで警察へ送付可能でないとこれまた大変だ。
ただ、運用上、警察がこの行動表をパソコン他に入力するのは、人的な面から事実上難しいと推測する。
狩猟の場合の行動表も出猟する場所はほぼ毎年同じだろうから、一度作っておけばすむので、それほど
の手間がかかるとは思えない。
狩猟用の弾の管理は、から薬莢の提出しかないように思う。
猟場で発砲した後のから薬莢は持ち帰るのが原則なのだから、それを無許可譲り渡し証を発行した所に
提出し、残弾の確認を受けるようにするとよいだろうが、確認させらえる猟友会等は大変だろう。
これ、自衛隊が演習で使ったあとでから薬莢を集めるのと同じ行為だが、厳密に1発までと言われると難し
いが、全く使ってないのに使ったように見せかけるのは不可能になる。
残った弾は、残弾処理でその数だけ消費させればよいのだが、から薬莢が拾い集められなかったという
数だけが、不正申告による隠し弾になる。
無許可譲り渡し証に譲り渡した実弾の銘柄も書く必要があり、銃砲店の作業も増えてしまう。
無許可譲り渡し証で火薬を譲り受け、自分で弾を造っている方の管理はどうするのかは手詰めを実施して
いないので分らないが、方法はあるだろう。
当然だが、これらに抜け道はあるだろうが、その抜け道を通った人は所持許可を取り消す旨を明文化して
おけば、そいうい人はやがてだが淘汰される。
民主党にお願いしたいのは、実際に銃を持ち、使っている議員の方々で議論頂きたいということだ。
また、超党派でもよいのではないでしょうか!。