昨夜のことだ。
風呂に入っていると、妻が入ってきた、服を着たままで。
一瞬、驚いたが、背中でも流してくれるのかと、おもいきや。
音がするでしょうという。
確かに、「ぶーん」という連続音がしているので、「している」と答えると、
「勘違いじゃないんだ」よかったという返事。
すると、今度はこの高さでは聞こえない、ここでは聞こえるとやりだした。
私は、湯船に入ったまま、まだあったまっていないのに、原因探しを勝手にやりだした。
当然、10年使っている給湯機がおかしいと疑り、スイッチを切るが、駄目だ。
ファンも止めたり動かしたりするが、関係ない。
風呂場の電灯を入れたり切ったりするが、駄目だ。
変電所では「ぶーん」という音がしているのを思い出し、裏の電柱の変圧器の音でないかと
云うと、夜中、その電柱まで聞きにいった、偉い。が、違うという。
ここで、已む無く風呂を出る。
外にでて、給湯機のコンセントを抜くが駄目だ。
給湯機に耳を近づけるが、音はしていない。
お湯が自然循環して、その音が「ぶーん」という音かと、思い、お湯を捨てようというと、もったいない
から嫌だという。
「あ、そう、じゃ原因探しはやめた」といい、居間に戻り、テレビを見ていると、お湯を捨てたが
音はしていると云う。
ここで、これは、本気で気にしていると感じ、ほっとくと、まずいと気付く。
懐中電灯を持って、電柱に行き、聞き耳を立てるが、音はなし。
裏の社長宅の屋根を見るが、風車発電用の羽根はなし、風速計だけが回転している。
隣の新聞社の部長宅からかと思い、聞き耳を立てるが、違う。
斜め横の家庭菜園の指導者宅からかと、様子を見るが、違う。
斜め前の元ヤッチャン(本人談)宅に近寄るが、違う。
前のアル中だと奥さんがいう旦那の家からも、発音なし。
ここで、身体が冷えたので、やめる。
原因不明、機にするなというが、気になるほどの音だという。
聴力が違うのは確かだが、感性も違うのだろう。
さーて、どうする!?。
給湯機を新品に交換するのを提案するが、違っていたらどうすると問われ、立ち往生。
また、我が家ではないが、「ぴー」というかなり大きい音が響くこともあり、これも、何?と
聞かれている。ほっとけばよいのだが、そうも行かない状況下にある。
皆、元気だったか、忙しくて周囲など気にかけなかった昔が懐かしい。