作業の代行者が来たが、誰の代わりを狙っているのか分らない。
来たといっても、初めて会う方ではなく、チョクチョク現場にきていた人なのだ。
しかし、よくしゃべる。
今までは、単なる応援者的立場であったので、お客さま扱いだが、今回は
代行者から仲間になる可能性があるので、小姑的に評価し、口出した。
応答の骨子は、「そういう細かいことは聞いていない」ということだ。
これには正直まいった。
設備管理(?)の仕事って、細かいことの積み重ねなのだ。
細かいことでない大きいことって何があるのだろう?、彼は何を想像しているのだろう?。
ボイラーが故障?、自分で直せるとは思えない。
ポンプが故障?、予備がないので自分で分解修理する必要があるが無理だろう。
制御盤の中のシーケンサーが故障?、絶対直せない!
塩素投入装置が故障?、制御装置部はマイコン、修理は無理。
塩素投入ポンプが故障?、予備が一台あるので自分で交換、これは出来る。
エアコンが故障?、業者が従来より修理なので、電話するだけ!
高圧分電盤が故障で全停?、考えたこともないが、どうするのかな?
シャワーや水道の水漏れ等、部品がないので、取水栓の仮締めしかない!
電球、蛍光灯の球切れ、その場所に問題が無ければ容易に交換できる
サウナの故障?、つい最近故障し、自分らで直せないので納入業者が修理
エレベータ故障?、業者に連絡するしかない!
その他、色々あるが、自分達で処理できることって、本当に少ない
出来るのは清掃ぐらいだ。
正直な話、一番大事なのは、塩素量の管理だと、考えているのだが、彼は違うように
教えられていたようだ。これには驚いた。
気付いたのは、ジャグジーの塩素量が0.05を示していたので、どういうことだと
質問したときだ。その回答が「ほっといておいてよいと教えられている」。
流石にカチンと来、子供が結膜炎やプール熱だしたらどうする気だとまくし立ててしまった。
温泉は0.2~0.4PPM
プールは0.4PPM以上
を保つ必要がある、規則も知らないのかと過ぎたることを言ってしまった。
彼の回答が、「昨日きたばかりで分からないのは仕方がない」というようなことだったので
それ以上は言わず。普通、管理している数値は仕事を教えられた時に、聞くものだが、
聞いていないのだ。案外、教えた者も知らないので、「ほっといておいてよい」と教えられたのだろう
と想像した。
定時記録も鉛筆書き、未記録も多数、これも注意すると、「そんな細かい事は聞いていない」
「定時記録なんて重要でない」という。
実は定時記録が最大の仕事と把握しているのだが、議論してもはじまらないので、未記録部分
の追加記録とボールペン書きへの変更だけで止める。
51歳だというので、設備管理、30年近いはず。
すごーくお粗末と感じた次第だ。
その後、部長と来て、ろ過器のエア抜きの分解を始めた。
止めたいが止められないので、ほったらかしておいたが、やがて、エア抜きのピンが2本たらない
と騒ぎだした。このピンがないと、部品が組み立てられないので、皆で協力し、探すがない。
新しく購入すればよいのだが、おいそれとは手にはいらないだろう。
こちらも困り果てる。
最終的には、壊れたエア抜きからそれを摘出、もう一つは、使っていないろ過器から外し、流用。
素人がなれないことをやるとこうなる。
子飼いの設備管理者でないとこんな者しか集まらないだろう。