三畳一間のアパートだったので、県立図書館に出かけ、勉強。
不思議なもので、この時、話しをしたことはなかったが顔見知りになった高校生が
東大理学部数学科を卒業し、彼と会社で出会う。
出会った時、彼は田舎の工場に回され、苦さっていたのだ、数学科卒でこういう田舎に回された
卒業生はいないのだそうだ。上長は腫れ物に触る感じだ。
上長も東大卒なのだが工学部なので感じが違うのだろう。
その後、偏微分方程式の何とかが専門で大学院を出た同級生が配属され、落ち着いた。
二人にすぐ昇進で抜かれ、彼等の部下となったが、ちょっと変わった関係が20年近く続いたのだ。
大学時代は全共闘真っ盛りの時代だったが、
どちらかと言えば、体制派に属していたと言うより、お金がなかった。よかったか否か判断できない。
この時代に警察が何様だという感性が出来上がってしまったのだろう。
会社で出会った彼は何度か警察の御世話になったが、学生証を見せるとパスだったそうだ。
逃げるのと、パス大きな違いだが、
いい時代に学生生活を楽しんだのだろう。