HIGASHIMURATA’s blog

東村田昭の備忘録

クジラ肉のカツ

学生時代だから、今から50年少々前の話だが、豚肉のカツが買えなくて、クジラ肉のカツを買い

ソースをかけて食べていた。大きくて美味かった。

天ぷら屋の親父も常連客だから偶に半額にしてくれていたが、それを聞いた叔母さんが半額に

してと、ゴネテからそういう事はなくなり、私もマケテとは言わなくなった。

岡山市奉還町の市場での楽しい旨い思いでだ、本当に珠の御馳走だったし。

”31年ぶり 商業捕鯨のクジラに舌鼓「馬肉に似て美味」”
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190704-00000034-asahi-soci

多分、今買うと豚肉のカツより高いんだろう。

しかし、スーパーを見ても売ってない。

一昨日かな、クジラ肉を売っていたら買ってくるので、カツにしてと妻に頼むと、出来ないという返事。

理由は食べたことがないらしい。

妻の所は、肉と言えば豚と魚、牛肉は殆ど食べて事がないらしい。

私の所は、肉と言えば牛肉、豚肉は結婚するまで殆ど食べた記憶なし。

すき焼きに豚肉で驚いて、何だこれは?と怒った所、豚が標準だと言われれ凹んだ。

今もすき焼きは豚、焼肉も豚だったが流石に牛肉に長い期間をかけて替えさせた。

そういう事で、クジラ肉を食べさせるのは無理と思うので、一人毎ぐらいは豚でなくクジラ肉で

カツを揚げて欲しいが、今の所、スーパーに見当たらない。

序でに、鶏肉なんかも子供のころに食べた記憶がない。

魚は焼き魚、サシミなんかも食べた記憶がない、サシミは酒のつまみ。

最初、夕食に出た時、酒は?と言った記憶あり、凄いショックだった、オカズとして出されたのが。

しかし、妻も給食ではクジラ肉は食べたというが、美味しくなかったそう。

私は給食は全般的に旨かった。

我が家は祖母が食事を作っていたので、明治・大正の食事風?

妻の家は、母が造っていたので昭和の食事風?

飯は白米が妻の所、私の所は麦と白米の混合だった、祖母がなくなった後も。

白米だけの飯を食べだしたのは、大学進学で自炊しだしてから。

しかい、今や慣らされて違和感なし、でも、クジラ肉は自分で調理してでも食べたい。

多分、今食べると、思いで程の味はしないんだろう、飽食だろうから。

若い頃、出張が多く、板前の造る朝飯、晩飯を1年の半分位食べてたから、寮の飯や妻の造る

飯は凄く不味かったが、出張もなくなり、そういう機会も激減し、会社の食堂と妻の造る食事

に為らされた自分が今ある。幸せなんだろう、味覚が飛んじゃって。

故に、年金だけで生活できるのかな~~~~~。

ということで、クジラ肉のトンカツが不味い事を願う自分がいるのは情けないか。

クジラ肉に下鼓を打てる人達が育つには10年、20年と掛る気がする。

商業捕鯨頑張って耐えてほしい。