HIGASHIMURATA’s blog

東村田昭の備忘録

何で菅元総理は批判されるのだろう

9割の所員は2Fへ逃げたと理解するのが正しい。

逃げたのか、逃げさせてくれたのかの判断は難しいが、いずれにしても職場放棄したと思う。

確か、1Fサイトには1号機から6号機まであり、各号機の運転員は10名/直としても60名は

平常時にも居るはず。

5号機、6号機は壊れていないなら、100/4=25名で各号機に対応したって事?????。

それも24時間中。

一言で言うと手薄すぎ。

この事故時に人員が100名程になったなんて、撤退したのか避難したのかなんて話ではなく

逃げた逃がしたと把握するのが正解だろう。

吉田元所長の言う通りなら、9割の人は逃がしてくれたのだろう。

これ全面撤退の道筋を歩んでいたと理解するのが正しい。

全面撤退すると言ったって、順次撤退し、やがて全員となるのが通常だ。

例えば、職場の消防訓練。

全員退避と言っても、誘導係や消火係は残り、義務を果たし、最後に避難するだろう。

そういう道程途中に菅元総理が現場や本店に乗り込み、怒鳴りまくったので、全面撤退が潰えたのと違うのか。

そりゃ、逃げようという腹積もりだった人は怒るし、憤るだろう。

逃げるというのは、本能だろうから責められないが、それを逃さないようにするというのが

指揮官の大事な素養だ。

菅元総理が優秀だとは思わないが、この事故についてはよくやったというのが私の感想。

菅元総理が現場に来て、現場が混乱する、作業が遅れるなんて、そんなことは普通の指揮官なら

ありえない。事前にちゃんと代理に処置させるように取り計らうから。

指揮官が全知全能の人だと、替わる人はいないだろうから、多少混乱はするだろうけど。

原子力発電所の全体を細かく把握している人なんていない。

システムがでか過ぎて無理。

特に事故が生じた時なんて、各系統のプロがいないと対応は無理。

そういう人は9割の中に居たんだろうと推測する。

結局、覚悟なんだよね、職務と心中するという、特にそういう職場では。

当然、部下を殺すという覚悟も要る。

こういう感覚の私からしたら、何で菅元総理が批判されるのか意味不明なのだ。

あるとすれば好き嫌いか。