”実際には吉田所長は「線量が低いようなところに一回退避して次の指示を待てと言った」が、
その指示がうまく伝わらなかったため9割の所員が第二原発に退避した、
「よく考えれば、2F(第二原発)に行った方がはるかに正しいと思った」と語っていたとして、
朝日新聞の報道は事実を歪めていると指摘したのだ。”
この文章を読んで思うのは、9割の所員は2Fへ退避(逃げた)と理解するのが何故間違いなのだろう。
”よく考えれば・・・・思った”は何時の時点でそう思ったんだろう。
故・吉田昌郎所長が聴取されている時にそう思ったのか、9割の所員が2Fへ退避したと聞いた時に
そう思ったのかが重要だろう。
指示した直後に思ったのでないのは明らかだろう。
大体が指示が不明確だったら指示を受けた側が確認するのは当たり前だ。
例えば、
「”線量が低いようなところ”は2Fで所長いいですか?」とか、「火力発電所でいいですか」とか。
別の目から見たら、女子供は兎も角として、よく現場を放棄して離れたと思う。
俺は残るという人が9割の所員の中にいなかったのか。
逃げたい気持は重々分かるが、踏みとどまって、作業すべきだったと思う。
そういう職業、そういう部門に配属されたという自覚が薄かったから2Fに退避したんだろう。
2Fが何処よりも安全だというのは、彼らよく分かっていたのは立派。
それと、指揮が故・吉田所長でよかったのか悪かったのか、どうなんだろう。
運転訓練シミュレーター等でよく訓練された者が回りにいたのか、どうなんだろう。