ある意味で当然の発言だが、TPOをわきまえない発言ではあるだろう。
そういう人がそういう位置にいる事が国の不幸なのだが、彼は民主党が選任した人ならば、自業自得だろうが
自民党が選んだ人なら、民主党の先見の明の無さすぎ、いずれにしても自業自得ではある。
班目氏発言「再臨界、ゼロではない」と政府訂正
読売新聞 5月22日(日)18時27分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110522-00000444-yom-pol
確かこの人、3月12日にヘリコの中で、首相に原発は絶対爆発しませんと言った人だと記憶。
海水注入を3月12日に中断した際、「再臨界の危険性がある」らしい事を進言したと考えるのは常識だ。
こういう人は保身に長けてるし、どっちにでも解釈できる言葉遣いも上手いから、上のような率直な発言はして
いないと思うし、するだけの根性もないと思う。
また、別の記事によると
班目委員長は22日朝、FNNの取材に対し、「『真水を海水に変えたから、再臨界の可能性が出てきました』と、
わたしが言ったというのは、わたしがまったくの原子力の素人であるという発言になりますので。
わたしとしては侮辱だと思っています」と述べ、「安全委員会のメンバーなので、『安全には、念には念を入れろ』と
発言するかもしれないが、『事態は切迫しているので、海水注入は急ぐべき』と、一貫して言っていた」と反論した
とある。
『安全には、念には念を入れろ』と発言したなら、相手が「再臨界の危険性がある」ととっても不思議ではないだろう。
何でこんなことが推測できないのだろう。
『事態は切迫しているので、海水注入は急ぐべき』と発言し、それを相手が「再臨界の危険性がある」と理解したとは
到底思えない。
摩訶不思議な光景だ。
委員長が嘘を言っているのではないが、そう率直に発言したのではないと言っているだけだろう。
だから、
「再臨界の危険性がある」を「再臨界の危険性がゼロではない」で了解するのだ。
「再臨界の危険性がゼロではない」と助言されると、検討又は躊躇するのが当たり前だ。
ま、ともかく、いい加減な人だ。
「わたしがまったくの原子力の素人」という発言は其の通りだと思うが、原子力は安全と芯より信じてきた人だから
現状は理解できないだろう。そういう意味では全くの素人ではないが間違った事を信じ込んだ、もっとも困った人
なのだ。
放射線は体にいい、これも量や目的しだい
酒は百薬の長、これも其の通りで、量が問題
体を鍛えるにも力を加えねばならないが、加えすぎると筋肉痛や骨折、これも量と部位
薬も量に因っては毒、飲み違えれば毒そのもの
量や目的を考えられない人を玄人というのだろうか!?