HIGASHIMURATA’s blog

東村田昭の備忘録

官邸の初動に誤りはなさそう

福島第1原発 東電、ベント着手遅れ 首相「おれが話す」

毎日新聞 4月4日(月)4時0分配信

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110404-00000005-maip-pol

上記の記事を見ると、官邸の大きなミスはなさそうだ。

記事の内容を時系列に書くと

3月11日 東電会長 北京滞在 携帯で本店と連絡

3月11日 東電社長 関西滞在

3月11日 夕(18時頃か?) 首相 東工大の専門家手配準備

3月11日 20時30分 冷却系機能喪失

3月12日 01時30分 経済産業相名でベント指示

3月12日 02時XX分 首相現地視察決定(東電が指示に従わないので従わす為らしい)

3月12日 06時XX分 首相現地へ出発

3月12日 XX時XX分 ヘリ内で爆発しないと原子力安全委員長が首相に進言

3月12日 10時17分 ベント開始

3月12日 15時半過ぎ 爆発

となる。ミスがあったとすると、以下だろう。

(1)視察決定から出発まで4時間もかかっている

(2)社長、会長と直接話しをしなかった

(3)専門家モドキを信じた

(4)ベントを自信の目で確認しなかった

最大の失敗は(4)だ。

(1)~(3)は官僚というかそういう人達の無能さ、危機感の無さというか、サボタージュなのかも知れない。

事故が起こると、こういう事を時系列的に書いて検討するが、言うと聞くと調べると全く違う事がよくある。

会社では事故や故障を製品で起こすと

品証部の専門家に根居りはおり、裏をとりながら聞かれるとボロがでるもんだ。

こんどの事故では誰がやるのだろう。