偶々、以下の記事にぶち当たった。
日本の借金1000兆円はどう返済すればいいのか?――ジャック・アタリ氏の処方箋
http://news.livedoor.com/article/detail/5283307/?p=2
アタリ氏が2500年の歴史を振り返ったところ、公的債務を解消するのは7つの方策しかなかったという。
1.増税
2.歳出削減
3.借金の繰り延べ
4.インフレ
5.他国などに借金をまわす
6.戦争で帳消しにする
7.経済成長
日本は公的債務を解消するため、「歳出削減」「消費税と所得税の増税(格差是正)」「家族政策、人口増」
「イノベーション」を同時並行すべきとアタリ氏は語る。
結論から言うと、笑ってしまった、という事だ。
ジャック・アタリ氏がどういう人かぜんぜん知らないが、私と同じ程度の素人、ただし、遥かに口は立つと思う。
1.増税
どのぐらい増税しろというのだろう、消費税50%?、50年続けるということか?
2.歳出削減
歳入並みに削減しても、借金は減らない、増えないだけだろう。
3.借金の繰り延べ
繰り延べしても、借金は残ったまま
4.インフレ
インフレも作り出せずに、デフレ下にあって、どうやって
ハイパーインフレにすれば、ゼロになると思うが、ハイパーインフレをどう作り出すのだろう
5.他国などに借金をまわす
こでができるなら、借金が2000兆、3000兆あっても大丈夫だろうから、何をいいたいのか不明
6.戦争で帳消しにする
戦争で帳消しという事は、敗戦という事なら、戦勝国への賠償として、借金はもっと増えるし、
対外債務という事で、ギリシャのようになってしまう。
戦争に勝って、賠償金1000兆円取れれば、帳消しになるが、勝てるか大いに疑問だ。
7.経済成長
歳出<歳入で、その差額を借金の支払いに当てれば、借金は減るが、10兆円/年支払っても100年掛かる。
50兆円/年、支払えば20年だが、歳出90兆円で歳入140兆円、こんな事考えられない。
私は、1000兆円の借金があっても、国がこんなに豊か(比べる相手によるが)なのかを明らかにした方が
借金返済の道を見つけることが出来ると思う。
本当は借金をゼロ、またはゼロ相当にするのは簡単で、国が借金のデノミを宣言すればよいだけ。
政権はすっ飛ぶだろうが、大した事はない。
だって、1年毎に政権が変わってきたのだから。
国債1兆円を5000億にするという法律1本作れば、借金が瞬時に半分になる。
日本が戦争に負けた時、戦時国債が紙切れになったのと同じだが、戦争していないという所が肝心。
また、アタリ氏は、
公的債務を解消するため、「歳出削減」「消費税と所得税の増税(格差是正)」「家族政策、人口増」
「イノベーション」を同時並行すべきだそうだが、これらを同時にどうやるのだ。
確かに、ニューヨーク大停電で出生率があがったという話は昔し聞いたので、歳出削減、増税で夫婦等が
そういう楽しみしかなくなれば人口は増えるが、大人の消費は減るだろう。
大人の消費が減ると、イノベーションは必要あるのだろうか。
「イノベーション」も何のイノベーションだろう、あまりにも漠然としすぎているし、歳出削減、消費税増税の中で
どう辻褄をあわすのだろう。
技術革新、発想の転換、新しい機軸の創造、新しい活用法の創造、其の他なのだろうが、
これにもっとも必要なのは、まずは破壊、破壊せずしてなんのイノベーションがでるのか疑問だ。
ま、よくわからん記事だった。