HIGASHIMURATA’s blog

東村田昭の備忘録

クシャミをする客

1日の11時頃、女性客が1名、クシャミ。

2日の15時頃、女性客がクシャミ、人数不明。

3日はなし。

1日の数は2日に支配人と館長が話しているのを聞いただけ、当然、支配人は少ない数を報告するだろう。

2日は備忘録に事実だけが書かれていて、人数は不記載で不明。

清掃主任が原因は何だと聞いてきたので、色々考えた。

1)新設濾過器の影響

2)目張りの影響

3)薬品を使った清掃の影響

4)年末の湯張手順の影響

5)塩素タンクの汚れの影響

6)喚起の影響

7)浴室が視界不良となるまで立ち上がった湯煙の影響

主任には、3)と4)のリンケージ不良と一応は答えた。

彼が従来疑っていた事なので、すんなり了解したが、事実は不明だ。

説明内容は

”清掃係りが薬品コンラッドを使い浴槽内と側溝を清掃、それを水道水で流したが流し切れず

配管の中に滞留、そのために温泉を浴槽に注入した時に混ざってしまった”だ。

当然、注入する物が濾過器や配管にあるバルブを開放して、最初少し排水すれば、そういう

心配はないのだが、バルブは全て締まっていたのを確認(開けておくべきだったと反省)して

いるのだが、現場責任者が注入する時、開けたのかもしれないが、それは未確認。

これだと、男湯も女湯も両方に発生してもおかしくはないのだが、男湯は前回のクシャミ対策と

して直接的な排風器をつけたので、それが効果的に効いたという論理だ。

当然、館長が話した男湯の天井常備の排風器のフィルター目詰まりも主任には告げた。

納得できないのは、2日間も、薬品の影響が残るかということだが、

業者が主任に話したところでは、それは分解されず残るらしい。

だとすれば、1日の営業終了後の逆洗でも残ったはずで、そういう成分がはいった温泉で営業した

2日目もでるのが当然、2日の営業終了後の逆洗でも残ったはずで、3日目もでて当然のように

思うが、3日目は新しい温泉を40トン追加、これで限りなく薄められて、発生しなかったという事だろうか。

今日、4日はどうなるのだろう。

休みなので、結果が分かるのは明日5日、明日は全て入れ替えてしまうので、6日には出ないはずだ。

二つ目に考えられる可能性は、2)目張り工事の影響だ。

どういう接着剤を使い、どう業者は清掃し、どう流したのだろうか。

当然、この後で清掃係も清掃しているが、どう清掃し、汚れた水をどう排水したのだろうか。

うかつだったのは、これらの作業完了後に出勤した私が、前任者が閉めてあったバルブを全て開放しな

なったことだ。案外、循環パイプの中に貯まっていたのかも知れない。

これも、どの時点でバルブを閉めたのか当日の前任者に確認していない。

更には、目張りしたのは、最初の話と違い、浴槽の最上部より2cmぐらい下の所、ここを洗うには

営業中に行っている常時オーバーフローしかないのだが、新設濾過器の試験時は、循環モーターが回る

程度しか水張りをしていないので、温泉に長時間したすのは1日が初めて、余分な溶剤が流れ出した

とも考えられる。これだと、女湯だけにクシャミ客がでたのは納得できるのだが、、、、、。

三つ目に考えられるのは新設濾過器の影響だ。

新設濾過器を屋外に出したために濾過ポンプの間をエンビパイプで接続した。

当然、エンビ配管は接着剤で繋いだが、その溶剤が温泉で溶け出したのではないかとも思える。

家庭でも水道配管を直すと接着剤の匂いで水が飲めなくなるだろう、それの拡大版的考えだ。

接着剤を確認しておけばよかったのだが、こういう事を想像していないのでしていないが、我々が使って

いる接着剤とは入れ物が違った、より強力なもののようだ。

工事中はその溶剤の匂いが充満していたが、気にしていなかった。

接着部が40度近い温泉に触れて、余分なものがとけ、混ざってしまったという推定だ。

四つ目に考えられるのも新設濾過器の影響で、塩素が入りすぎるのだ。

入りすぎるといっても、0.3PPMで自動制御装置が注入を中止するのだが、時間遅れがあり1PPM

ぐらいまで上昇してしまうのだ。1PPMぐらいでクシャミがでることはないと思うが、どうなのだろう。

塩素が入りすぎるのは、塩素注入配管の太さを倍にしてもらったのも影響しているのだろう。

塩素注入装置を10分動かし、その後停止し、様子を見ていると、30分後ぐらいに0.2PPMぐらい

あがってしまう。今までにない速度で浴槽に塩素が入っている。

五つ目に考えられるのは喚起の影響だ。

女風呂は天井に備え付けの喚起装置しかない。この装置のフィルターが目詰まりしていると、業者から

館長に報告があったが、予算の関係で無視していたそうだ。

そうなら臭気が浴室にこもり、クシャミをする客が居てもおかしくはないとおもうが、2日は清掃係に天窓

を少し開放させていたのだ。彼女が指示を無視して閉めたのかどうか今の所、未確認だ。

天井に備え付けの喚起装置を365日、24時間動きぱなしにして3年。

当然、当時の館長指示で行ったが、自主点検していない。

点検したのは、上記の業者、多分その時はモーターは動いていたのだろう。

当然、29日にモーター音がしていたのは確認したが、2日の早番の時、確認していない。

”新年早々トラブル”で書いた配管のピンホール対策でそれでころではなかったのだ。

3日は遅番でしていない。

六つ目は、浴室が視界不良となるまで立ち上がった湯煙の影響だ。

担当清掃係はこれが原因だと言うが、これほどの湯煙がたつのは、排煙窓を開けていたからだろう。

ただ、そういう状態にあった時刻を確認していないので、何ともいえないが、営業時間前なら

別の問題がある。そうなるには、31日の夕方から1日の営業開始までボイラーを焚き続けていた

という点だが、今、天井に備え付けの喚起装置は24時間稼動しているはずなので、そうは為らない

が、もしそうなら、喚起装置が故障ということだろう。

最後は塩素タンクの汚れの影響だ。

15%濃度の塩素を水道水で希釈して使っている。

水道水の硬度成分(鉄、カルシウム等)と塩素が反応してシリカを造ってしまう。

このシリカの除去が不十分ではないかという不安だ。

以前、何かのブログで記録したが、このシリカを排水溝に流した者がいて、それに気づいた責任者が

それを除去したところ、鼻水と涙がとまらなくなったという事があった。

当然、その後の始末は私がしたが、私は何ともなかった。

但し、そういう話を伝えられていたので、防御はしていたのだが、、、、、、、、、。

以上の推定原因があるが、追跡するのが困難なのと、現象が収まればそれでよいという後ろ向きな

思いもあるので、今回もうやむやかな。

不幸中の幸いは、清掃主任が納得しているということだろう。

昔ならひとつひとつ潰していったのだが、ま、そういう職場でも職種でもないのも現実なのだが

情けないという気持ちは強い。