HIGASHIMURATA’s blog

東村田昭の備忘録

財政危機の煽り過ぎ

歳入と歳出のギャップが40兆円程あり、これを何とかして少なくしようとする気持ちはよく分かるが、

煽り過ぎじゃないのかと思う。

その理由は、

1)G20で日本の負債額が約900兆円ということで、負債額半減から免除されたそうだが、それにしては

円高が進み87円/$だという、この乖離はなんだろう。

円を買うマーケットは日本の負債額等気にしていないか、気にはしているが、他国よりは安全だということなのだろう。

2)社会保障費が1兆円/年増えるそうだが、何時まで増え続けるという認識なのだろう。

団塊の世代が生きても後、40年、社会保障の質が同じなら40兆円しか増えないではないか。

それ以降は社会保障費は減っていくのではないかと考えるのだが、、、、、、、、、。

3)歳入≒歳出とした予算を組めばよいだけではないのか

国債の利払いを除いて、現在の歳入で国を運営していた時代があるはずだからその時とほぼ同じ政策を実行すれ

ば、解決してしまうのではないか。

大体が世界一でないと困るとか国が衰退するなどとは妄信だろう。

4)負債が900兆、資産が600兆、アメリカ国債の利払いで2兆円/年(?)もある国が何が財政危機だろう。

更に貿易収支は黒字、国民は貯蓄熱心、失業率も5%程度。

注)アメリカ国債の利払いで2兆円/年というのは、ニュースステーションで「みんなの党」がそういう主張だと

聞いたが、聞き間違いではないと思う

5)逆説的だが、待機児童が何万人もいて、働けない女性が大勢いるようだが、逆に働かなくても生活していける

のだから、仕事が趣味、生きがいという国民、それも女性が存在するのだから、少子化なにするものぞだ。

更に、待機児童解消の為に施設を作ろうというのだから、本当の所は予算(お金)はあるのだろう。

本当にお金が無ければ決してそういう事は言わないのが一般的だ、問題は費目を変えるのが難しいのだろう。

1)から5)は、結論的には費目を変えられれば、即ち、予算の組み替えが出来れば、解決すると世界的には

思われていると推測すると、円高が納得できる。

案外、円高民主党はこの組み換えをやると見做しているのかもしれないので、自民党が政権に返り咲くと

円安に代わると予想するが、おおはずれかな。

経験的には、経理財務省)のいう事など真に受けてると、会社は発展しないし、傾くし、暗くなる。

右肩上がりの時は、引き締めるという意味で拝聴した方がよいが、右肩下がりの時は馬の耳に念仏が正解だ。