11月1日の話だ。
営業終了50分ぐらい前に、サウナの温度が低いので2℃上げてという連絡が清掃係よりあった。
「返事は46℃より上げられない、それ以上の温度の設定が出来ない」と答えたのだが、
また装置故障かと不安になり、チェックに出かけたが、正常動作中。
圧力計の針が動いていたので、連絡があった時は、自動制御での温度コントロールの下限値
にあったのだろうと想定、設定値を見るが、情けない事に目盛りが読めないのだ。
老眼の辛いところだ。
メガネを取りに機械室へ戻る途中で、連絡してきた清掃係とぱったりあうと、彼女「ありがとう」
という。温度が上がったのだろう。
序に、温泉の温度と同じように、カーブを描きながら、温度の上昇下降をするので、
客もいう事など、気にするなと告げると、彼女「温度を2℃上げてと要求した客は、元教師の常連
さんで、おかしな事をいう人ではない」と主張するのだ。
どのオバちゃんかイメージできないが、「え~」と思うとともに、不安が頭を過ぎったのだ。
一~二週間前に、スチームサウナの蒸気の出が悪いというクレームが男性客よりあり業者を
呼んでいたのだ。当然、その結果は聞いていたのだが、
原因は「ヒーターを仮の容量の小さい物より、正規の物に変更したので、温度上昇が早くなり
その結果、蒸気の出る時間が短くなった」という説明を同僚より受けていたのだ。
その時はそうかなと思い蒸気発生器を全くチェックしていなかったのだが、
その昔、何時だったか忘れてしまったが、2~3年前だが、ステームサウナの温度が冬場、低い
という事で、前のセンター長も含めて対策を検討した事をフラッシュバックのように思い出したのだ。
それで、浮気相手にしたい位に良い女との話もそこそこに老眼鏡を取りに行き、懐中電灯と
老眼鏡を持って、引き返し、装置を見ると、設定温度が43℃ぐらいなのだ。
これには驚いた。
設定温度が43℃ぐらいなら、温度は41度位から45度位の範囲で推移する。
実際に計測した事がないので、想像なので、推移と書いた。
何かの理由があり、業者共々相談し、そう決めたのかも知れないので、設定値はそのままにし、
引継書に、設定温度を46℃、これ機械の設定最高温度、にしたらどうかと書いたのだ。
この話、当然、彼女には話していない。
出来るような類の話ではないだろう。
何故だろう、元々の温度設定にしないのは。
設備管理人、運転員の質の問題なのだろうか?。
ヒータを代えた事によって、特性が変わったのだろうか。
ヒータの寿命を延ばす為の決定なのだろうか。
単純なポカなのだろうか。
同僚達がどう処理しただろうか、連休明けの出勤日が怖い。